作業環境測定におけるトリレンジイソシアネート(TDI )の分析

作業環境測定におけるトリレンジイソシアネート(TDI )の分析

平成7年に作業環境評価基準および作業環境測定基準の一部が改正され、エチレンイミン、3、3'‐ジクロロ‐4,4'‐ジアミノジフェニルメタン、およびトリレンジイソシアネート(TDI)について現行の分析方法に加えて新たに高速液体クロマトグラフ法が追加されました。これらのうちTDIは用途が多く、ポリウレタンフォームの原料のほか、重合の架橋剤、発泡剤、塗料、接着剤などに使用されていますが人体に対する毒性が強く、急性中毒の場合は肺炎、気管支炎を起こし、重症になると心臓の衰弱により死亡することもあります。現在、作業環境基準値は5ppbに改正され、その十分の一である0.5ppbの測定が要求されています。

参考資料
中明賢二、小池慎也、高田百合子:労働科学、63(1)、1-13、1987

TDI ガス試料の分析

TDI ガス試料の分析(それぞれ0.5 ppb に相当)



LC-2010HT

高速液体クロマトグラフ

化学物質の定量分析に広く使用されている分離分析機器です。分析対象成分に応じて検出器や移動相を組み合わせて使用します。TDI分析の場合、従来の吸光光度法より高感度で、異性体の分離定量も可能です。

Top of This Page