温室効果ガス & CCUS
CO2,CH4,N2Oなどの温室効果ガス濃度の増加は、地球温暖化の原因の一つと考えられており、早急に対策をとることが必要になっています。これらの温室効果ガスは、産業、農業などの様々な人間の活動によって排出されるため、各国が削減目標値を掲げ、対策を行っています。日本は2021年地球温暖化対策推進本部及び米国主催気候サミットにおいて、「2030年度に温室効果ガスを2013年度から46%削減することを目指すこと、さらに50%削減の高みに向けて挑戦し続けること」を目標として言及し、温暖化対策に取り組んでいます。地球温暖化に及ぼす影響が最も大きいのは、化石燃料を燃やす際に排出される二酸化炭素ですが、近年では地球温暖化係数が高い、CH4やN2Oも注目されています。
また、二酸化炭素削減の手法として注目されているのが、二酸化炭素の回収・貯留・再利用です。CCUSとは「Carbon dioxide Capture, Utilization and Storage」の略で、排出ガスや大気中のCO2を回収、他の気体と分離・貯留したCO2を再利用するものです。
水素とCO2を反応させメタンを生成するメタネーション、セメント・コンクリートなど製造プロセスでのCO2の使用・固定化、人工光合成など、様々な研究・取り組みが行われています。
島津製作所は、温室効果ガス分析・測定に対して、評価・分析技術を幅広く提供します。