紫外可視近赤外(UV-Vis-NIR) 分光光度計製品比較
紫外可視近赤外(UV-Vis-NIR)分光光度計は光学材料、半導体、ライフサイエンス、医薬・製薬、大学や官庁など幅広い分野で使用されています。島津はルーチン分析に適するコンパクトなモデルから、高精度な測定が可能なハイエンドモデルまで、お客様の分析ニーズに応えるトータルソリューションを提供しています。
1.製品特長
1~2µLでのセル不要の核酸定量
1µL(光路長0.2mm)もしくは2µL(光路長0.7mm)のサンプル量で測定可能。
測定は簡便にドロップ&スタート
自動マウント機能によりアームの上げ下げ不要。
自動ワイピング機能により測定サンプルの拭き取り不要。
優れた再現性と測定精度
低濃度サンプル測定における優れた再現性。
ダブルビーム分光光度計における測定結果との高い相関を実現。
シンプル&クイック操作(ソフトウェア)
PDFファイルで測定結果を表示・印刷可能。
CSVもしくはPDFファイルの形式でデータ保存可能。
安心の測定結果判定機能
液量不足や気泡の混入などによる不適切な測定が生じていないか、OD800の測定値より自動判定。
かんたん操作
測定も装置バリデーションも印刷も、見やすい液晶画面とボタンで簡単操作。
PC制御ニーズに対応した簡易制御アプリケーションVisEase™。
充実の測定モード
フォトメトリック測定からDNA/タンパク質定量。
高度な多成分分離定量まで紫外可視光分析に必要なプログラムをフル装備。
島津UVシリーズと共通で使える豊富な付属品で様々なアプリケーションに対応可能
データはUSBメモリに保存
本体から直接USBメモリにデータを保存可能。
市販の表計算ソフトウェアで表示可能。
安定な測定
D2/WIランプにモニターダブルビーム方式を組み合わせ、小さいながら十分な安定性を実現。
一目で分かる使いやすさ
使いやすさを追求したユーザーインターフェース(UI)。
人間工学に基づいて設計されたディスプレイタッチパネル。
様々なニーズを満たす高い性能
クラス最高水準の低迷光低ノイズに、数秒でスペクトルを取得できる超高速スキャンを搭載。
ネットワーク接続機能を搭載し、より便利なラボ環境を構築。
更なる進化を遂げた規制対応
各国薬局方(JP・USP・EP)に準拠した検査を手軽に行えるバリデーション機能。
LabSolutions™ DB/CSを組み合わせて、FDA 21 CFR Part 11、PIC/S GMP ガイドラインに対応。
あらゆる現場に対応
品質管理のための独自の合否判定ができるスペクトル評価機能。
測定中にリアルタイムでExcel®に自動転送し、マクロで自動で欲しい数値を取得可能。
吸光度のわずかな差異を測定
近赤外測定への拡張性。
吸光度8の測定が可能な超低迷光を実現。
ER/ES関連規制の対応、データ管理を強化
データ改ざんを防ぐシステムを構築。
一連の分析作業もデータ改ざんなく効率的に実施。
あらゆる現場に対応
品質管理のための独自の合否判定ができるスペクトル評価機能。
測定中にリアルタイムでExcel®に自動転送し、マクロで自動で欲しい数値を取得可能。
クラス最高感度・3検出器を搭載
紫外・可視領域に対してはPMT(光電子増倍管)、近赤外領域に対してはInGaAs検出器と冷却PbS検出器を採用。
マルチパーパス大形試料室や積分球付属装置も3検出器化し、固体試料も高感度で測定が可能。
高分解・超低迷光・ワイドな測定波長範囲
高分解(最高分解0.1 nm)・超低迷光(340 nmで迷光0.00005%以下)を実現。
185~3300 nmに及ぶ測定波長範囲で幅広い分野の分光測定に対応。
グレーティング・グレーティング型のモノクロ設計で高精度な測定が可能。
あらゆる現場に対応
品質管理のための独自の合否判定ができるスペクトル評価機能。
高感度・ワイドな測定波長範囲
190 nm以下の深紫外領域や近赤外領域での高感度測定を実現。
最大165~3300nm(オプション使用時)の広範囲での測定が可能。
グレーティング・グレーティング型のモノクロ設計で深紫外領域から近赤外領域まで高精度な測定が可能。
大形試料室・多様な試料に対応
最大700mm×560mmの大形試料を水平置きで容易にセットし測定。
オートXYステージ(オプション)の使用で、窒素パージをした状態のままで最大310mm×310mm試料の多点自動測定が可能。
固体測定では独自の共焦点光学系により平行光と集光光を自由に選択可能。
2.製品比較表
機種 | 装置制御 | 測定波長範囲・検出器 | 試料 | 分解能/波長精度 | 分光器 |
---|---|---|---|---|---|
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PC制御 | 220~800 nm フォトダイオードアレイ |
液体 | 3 nm / ±1 nm | 収差補正形凹面ホログラフィックグレーティング |
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PC制御/ 液晶パネル |
190~1,100 nm シリコンフォトダイオード |
5 nm / ±1 nm | ||
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PC制御/カラータッチパネル | 1 nm/ ±0.1 nm(656.1 nmD2) ±0.3 nm(全域) |
収差補正形ツェルニターナーマウント低迷光回析格子シングルモノクロメーター | ||
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PC制御 | 185~900 nm 光電子増倍管 220~1,400 nm (UV-2600i + ISR-2600Plus) 電子増倍管 + InGaAsフォトダイオード |
液体/ 固体 |
0.1 ~ 5 nm/ ±0.1 nm(656.1 nmD2) ±0.3 nm(全域) |
UV-2600i: ツェルニターナーマウント低迷光回析格子シングルモノクロメーター UV-2700i: リトローマウント ツェルニターナーマウント低迷光回析格子ダブルモノクロメーター |
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185~3,300 nm 光電子増倍管 InGaAsフォトダイオード 冷却型PbS光導電素子 |
0.1~8 nm(可視・紫外域) 0.2~32 nm(近赤外域)/ ±0.2 nm(可視・紫外域) ±0.8 nm(近赤外域) |
2枚 × 2枚 グレーティング型 ダブルモノクロメーター |
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3700i:240~2,600 nm (直接受光ユニット:190~3,300 nm) 3700i DUV:175~2,600 nm (直接受光ユニット:165~3,300 nm) 光電子増倍管 InGaAsフォトダイオード 冷却型PbS光導電素子 |
液体/ 固体大型試料 |
3.UV-i Selectionラインアップ
- intelligence
繰り返し作業から解放し品質管理を効率化 自動合否判定 - informatics
解析作業の効率化とデータ管理の強化 解析の省力化 - innovation
ハイスループット測定で業務効率を改善 自動測定による多検体分析の効率化
News / Events
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FTIR技術情報誌 FTIR TALK LETTER Vol.43を発行しました
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FTIR技術情報誌 FTIR TALK LETTER Vol.42を発行しました
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フーリエ変換赤外分光光度計 IRSpirit-Xシリーズを発売
IRSpirit-Xシリーズは非常にコンパクトなFT-IR分光光度計で島津製作所や他のメーカーの付属品と一緒に使用できます。IR Pilotソフトウェアが付属し、パラメータ設定を必要とせずにすぐに使用できる23個のアプリケーションを提供します。高感度である IRSpirit-TX 、手頃な価格の IRSpirit-LX、耐湿設計による高い信頼性を持つIRSpirit-ZX から選択できます。
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卓上X線CTシステム XSeeker 8000、赤外ラマン顕微鏡 AIRsightがグッドデザイン賞を受賞
島津製作所の卓上X線CTシステム XSeeker 8000、赤外ラマン顕微鏡 AIRsightが、2023年度グッドデザイン賞を受賞しました。ユーザーのワークフローの課題や社会問題に対応したソリューションを提供するデザインが高く評価されました。
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FTIR技術情報誌 FTIR TALK LETTER Vol.41を発行しました
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マイクロプラスチック自動前処理装置 MAP-100を発売
マイクロプラスチック自動前処理装置 MAP-100は、環境表層水の試料からマイクロプラスチックを抽出するための代表的な前処理法を自動化し、“省力化”、“再現性”、“安全性”を実現する自動前処理装置です。