多孔質材料の分子吸着による二酸化炭素の濃度変化の評価

ユーザーベネフィット

ー安定性の高い測定原理を採用しており、ガス濃度の連続測定が必要な温室効果ガス吸着剤の評価に最適です。 ーポンプやフィルタ、除湿器などの前処理機能を内蔵したオールインワン可搬型であるため、簡便に測定できます。 ー取得したデータをUSBメモリに保存し、パソコンでの編集や他部門との共有が容易にできます。

はじめに

地球温暖化をはじめとする環境問題が世界的な課題となっています。CO₂やCH₄、N₂Oといった温室効果ガスの増加が地球温暖化の一因として知られており、早急な対策が必要です。地球温暖化に対する取り組みとして、温室効果ガスを回収・固定・再利用するCCS/CCUS技術の開発が全世界的に行われています。温室効果ガスの回収には、ゼオライトやアミン溶液等吸着材が用いられます。 本稿では、ゼオライトにCO₂を吸着させることで生じたCO₂濃度の変化の様子を、ポータブルガス濃度測定装置CGT-7100を用いてモニタリングした事例をご紹介します。

2024.06.25