Prominence

高速液体クロマトグラフ

Prominence送液ユニット
LC-20AD
多様なシステムに対応
卓越した送液性能により,ミクロ流量域から高速分析条件(UFLC)まで広くカバーする送液ユニットです。自動脈動補正機構とミクロプランジャの高速駆動によりパルスレス送液を実現。送液制御ファームウェアの改良により,50 µL/min以下のミクロ流量域での送液性能も一段と向上しています。
LC-20AB
バイナリ送液ユニット
LC-20ADの送液系を2台内蔵したバイナリ高圧グラジエント送液ユニットです。省スペースで,高性能な2液高圧グラジエントを実現します。
LC-20AT
優れたメンテナンス性
高性能を維持しつつ,メンテナンス性を高めた送液ユニットです。ポンプヘッドの構造および流路の見直しにより気泡抜けを改善しました。さまざまな工夫で使いやすさを徹底的に追求しています。
LC-20Ai
イナートLC用の送液ユニット
接液部にPEEKなどの樹脂素材を使用したメタルフリー設計の送液ユニットです。生体高分子の分析/分取で多用される塩化ナトリウムなどのハロゲンイオンの耐食性に優れており , 金属材質との接触により活性が変化する化合物の分析に安心して使用できます。
◆ 低圧グラジエントユニットを内蔵可能

LC-20AD/20ATは,オプションの低圧グラジエントユニットが収納でき,コンパクトでボイドボリュームの少ないグラジエント溶出を可能にします。電磁弁とポンプとのマッチングを自動調整することにより濃度正確さ±1.0%を達成します。

材質の構造を考慮した製法による新型プランジャと精密なプランジャ保持機構がプランジャシールの長寿命化を実現し,長期にわたって安定した送液を可能にしました。
◆ 正確なグラジエント送液

LC-20ABは,2つの送液系をハーモナイズさせることにより , ミクロ流領域からコンベンショナル流領域まで正確なグラジエント濃度で送液します。
◆ 送液性能をさらに向上

新型チェックバルブの採用と送液制御方式の改良により,ミクロ流量域での流量正確さおよび流量精密さを向上させました。ヘキサンなどの無極性有機溶媒も安定して送液します。
LC-20AR / 20AP
分析から分取までをカバーする送液ユニット
分取LCシステムは,グラジエントを含めた分析/分取に対応可能なので,効率的なスケールアップを同一装置,同一操作環境で実現可能です。
LC-20ARは,高精度分析からセミ分取流量まで対応できる送液ユニットで,リサイクルキットの使用により,リサイクルセミ分取が可能です。
LC-20APは,大量分取流量域だけでなく分析流量域においても,その高い送液性能により高精度かつ効率的なスケールアップ環境を提供します。
LC-20APに専用の低圧グラジエントユニットFCV-200ALを組み合わせたLC-20AP Quaternaryは,1台でグラジエント分取が実現でき,装置導入コストを抑えることができます。
◆ 条件検討からスケールアップまで対応

目的成分が(1)移動相への溶解度が高く,(2)夾雑成分と分離しており,(3)イオン抑制されているときの,250 mm長さカラムでの1回あたりの総成分質量の目安を示します。イソクラティック溶離では基本的にカラム体積に比例します。
◆ 精度の高い送液性能

プランジャ駆動機構の見直し,脈動補正,およびチェック弁改良により,流量正確さ,および流量精密さが一段と向上しました。分析流領域での高い保持時間再現性により,スケールアップ時,純度確認時の信頼性が向上します。
◆ LC-20AP Quaternaryで分取でも低圧グラジエントシステムを構築
LC-20AP Quaternaryは流量範囲が1~50 mL/minで,かつ移動相も最大4液まで一度にセットできます。
メソッド開発における移動相検討の手間も削減します。


◆ 低用量の脱気ユニット
特殊フッ素樹脂膜を使用した脱気ユニットです。1流路あたりの最大使用流量は10 mL/minです。内部容量はわずか0.4 mLと,従来の1/25(当社比較)と小さく,移動相置換,安定化の際の待ち時間を大きく短縮することができます。また,脱気効率も向上しており,より高い流量でも確実に脱気します。
・DGU-20A3R(228-45018-41)3流路
・DGU-20A5R(228-45019-41)5流路