Nexera™ IC溶離液自動調製機能による分析の信頼性向上と省力化の両立
イオンクロマトグラフは、環境分野などの各種規制の試験法で定量用途に広く採用されている分析装置です。通常、分析者は高濃度の溶離液原液を調製し、日々の分析前に希釈をして溶離液として使用します。しかし、希釈操作のばらつきにより、保持時間が変動し、分析結果が不安定になるという課題があります。Nexera IC では、溶離液切替バルブを使用して高濃度の溶離液原液と超純水を交互に送液し、専用のミキサー(溶離液自動生成ユニット)で混合することにより、自動的に溶離液を調製することが可能です。本稿では、陰イオン7成分および陽イオン5成分の1週間連続分析により、保持時間の日間再現性(%RSD)が0.36 %以内であることを確認しました。本機能を用いることで分析の信頼性が向上するとともに、溶離液調製の省力化にもつながることを解説します。