
MAP-100
- 土壌でもふるいによる事前処理を加えれば、自動前処理装置MAP-100で土壌中のMPsの回収が可能です。 - 自動前処理装置を用いることで、省力化/再現性/安全性を得ながらマイクロプラスチックの前処理が行えます。
マイクロプラスチック(MPs)は海洋環境問題と広く認識されていますが、道路の路肩や土壌などにも混入していることが多く報告されています。また、MPsは藻類が付着することで、海底に沈殿することも確認されています。 自動前処理装置MAP-100は、環境省のガイドラインに則りながら、自動で環境表層水に対して前処理が行えることが確認されています。MAP-100の対象試料は環境表層水(MPsのサイズとしては1 mm~300 µm)ですが、事前処理を行えば土壌に対しても、使えることが確認できました。なお、本来の対象試料とは異なるため、配管や切換弁などの部材が早期劣化する可能性がたかくなります。 今回は、マイクロプラスチック自動前処理装置MAP-100を用いて水田/畑の土壌を前処理し、フーリエ変換赤外分光光度計(FTIR)を用いて、材質解析を行った事例を紹介します。
2025.06.04
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