シングル四重極質量分析計によるTHF移動相を用いた高疎水性高分子添加剤の超高速分析

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ユーザーベネフィット

- 疎水性が高い高分子添加剤を2分で超高速に分析できます。 - 検出されたピークに対して、インソース衝突誘起解離によるフラグメント解析をすることで、より確度の高い定性分析が可能です。

はじめに

プラスチックやゴムといった高分子材料には、材料性能や耐久性を高めるために様々な添加剤が配合されます。高分子材料の開発・製造において、適切な種類・量の添加剤を加えることで性能や耐久性を飛躍的に高めることができるため、高分子材料に含まれる添加剤の情報を把握することは非常に重要です。一般的に、HPLCやLC-MSによる高分子添加剤の分析では、C18系のカラムを用いた逆相分配クロマトグラフィーが用いられます。しかしながら、疎水性の高い高分子添加剤の場合、移動相としてよく使用されるアセトニトリルやメタノールのような有機溶媒では、カラムから溶出させるのに長い時間を要します。そこで、本アプリケーションでは、溶出力の高いテトラヒドロフラン(THF)を移動相とし、高疎水性高分子添加剤をLC-MSで超高速分析した事例をご紹介します。

2025.06.11

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