高感度無機ガス分析システム
無機ガスや炭化水素成分などからなるガスの分析は,あらゆる産業で実施されているガスクロマトグラフ(GC)を代表する分析項目です。ガスの種類や濃度に応じて水素炎イオン化検出器(FID)や熱伝導度検出器(TCD)などを選択して分析することが一般的ですが,バリア放電イオン化検出器(BID) を搭載したガス分析システムはHe(ヘリウム)とNe(ネオン)以外のあらゆる成分を高感度に検出できます。
高感度無機ガス分析システムは,大気の混入を防ぐパージ機構を備えたガスサンプラや,専用のスプリッターを用いて,酸素や窒素など大気中の成分を含む低濃度の無機ガスと低級炭化水素を一斉分析できます。本システムは,優れた汎用性により幅広いガス分析に対応し,ラボの効率化に貢献します。
無機ガス,低級炭化水素ガスの一斉分析
ガスの純度分析や組成分析において,TCDでは難しい濃度域(数ppmオーダー)を分析する場合,従来ではメタナイザーとFIDを組み合わせ,プレカットの機構を搭載した複雑なシステムが必要でした。本システムは適当なカラムをBIDに接続したシンプルな構成で,無機ガス,低級炭化水素ガスの一斉分析を行うことが可能です。
- 詳細は,GC Application News 「No.G297 MICROPACKED-ST カラムの分離比較」をご覧ください。
純ガス中の微量不純物分析
燃料電池に使用される水素燃料に,一酸化炭素などの不純物が含まれていると電池内部の触媒が被毒し触媒性能が低下するため,高純度の水素燃料を必要とします。Nexis GC-2030をベースとした高感度無機ガス分析システムは,2台のBIDを搭載したデュアルラインの構成が可能であり,2本の異なるカラムを接続して幅広い不純物を高感度に,一回の分析で定量することができます。
水素中不純物の一斉分析例
- 詳細は,GC Application News 「No. G288 Nexis GC-2030 デュアルBIDシステムによる無機ガス・低級炭化水素の高感度一斉分析」「No. G283 燃料電池自動車などで注目されている水素燃料の微量不純物分析」をご覧ください。
News / Events
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LiB Webinar 2024 DAY2
配信日:2024年5月9日(木) 13:00~15:05
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トップランナーに聞く、におい分析の最前線
2024年4月18日(木) 14:30 ~ 17:00
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GCMS-QP2050 発売記念Webinar
-ラボ業務をグングン効率化 GCMSの新世代-配信日:2024年2月29日(木)14:00 ~ 15:00
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ガスクロマトグラフ Brevis GC-2050 を発売
Brevis GC-2050は、省スペースながら妥協のない分析性能を実現し、フラッグシップのNexisシリーズと共に、多岐にわたるラボの分析ニーズに応えます。
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OpenLab CDS対応 島津GCドライバをバージョンアップ
Agilent社クロマトグラフィーデータシステム OpenLab CDSからNexis GC-2030のAOC-30システム制御、パックドカラム分析が新たに行えるようになりました。省スペースで高い信頼性をもつAOC-30システムで長期安定分析を実現し、1台のNexis GC-2030でキャピラリ/パックド分析に対応することができます。