Shim-pack MAYI シリーズ
前処理カラムラインアップ
Co-Sense for BA 向け生体試料前処理用カラム
Shim-pack MAYIシリーズは,粒子径の最適化および新開発のコーティング技術により,高いタンパク除去効率と長期安定性を実現した オンライン前処理カラムです。多検体の連続分析においても優れた再現性をもたらします。
逆相クロマトグラフィー用5種(MAYI-ODS,MAYI-C1,MAYI-C4,MAYI-C8,MAYI-C14),陽イオン交換クロマトグラフィー用1種(MAYI-SCX)および陰イオン交換クロマトグラフィー用1種(MAYI-SAX)がラインアップし,さまざまなアプリケーションに対応できます。
Shim-pack MAYIシリーズの原理
目的成分は保持,タンパクは素通りシリカゲル(50μm)の外表面を親水性ポリマーでコーティングし,細孔内部のみをオクタデシル基(ODS)で化学修飾しています。タンパク質のような高分子は細孔内部には入れず,外表面の親水性ポリマーにブロックされるため,固定相ODSには保持されずに速やかに溶出されます。
一方,薬物のような通常の有機低分子化合物は細孔内部に浸透し,内部表面の固定相に保持されます。
素早く確実なタンパク除去
新開発の親水性ポリマーコーティング技術が,生体試料注入後のタンパク質などの高分子を素早く確実に除去し,目的成分の高回収率を達成しました。分析カラムやLC-MSインタフェースを確実に保護すると共に,分析終了までの時間を短く抑えることができます。
Pre-column Diol
移動相中の不純物は,分析カラムの目詰まりや充填剤の劣化の原因となります。Shim-pack Diol,Shim-pack WAX・WCX,Shim-pack HPCシリーズの保護には、Pre-Column Diolを送液ポンプとインジェクタの間に接続ください。特に塩濃度が高い場合、塩に含まれる微量の不純物除去に有効です。
製品情報
品名 | 固定相 | 粒子径(μm) | サイズ (内径 × 長さ,mm) |
P/N |
Pre-column Diol | ジオール基 | 10 | 4.0 x 50 | 228-16367-91 |
特長
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ポリマーコーティング技術と,粒子径の最適化により,長期にわたって安定したデータが得られます。
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Shim-pack MAYI-ODS は,大量注入時でも安定した成分回収率と,タンパク除去が得られます。
News / Events
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トップランナーに聞く、におい分析の最前線
2024年4月18日(木) 14:30 ~ 17:00
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直接イオン化質量分析データ対応の統計解析ソフトウェアです。
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親水性相互作用クロマトグラフィー用カラム Shim-pack Mix-HILICは、生体内で重要なアミノ酸や核酸塩基、ヌクレオシド、ヌクレオチド、補酵素、有機酸などを、特有の親水性相互作用及びイオン性相互作用によって分離可能であるため、多様な物理化学的性質を有する親水性代謝物の同時モニタリングに適しています。
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Nexera FVを発売
溶出試験機からの試験液分注,分析,結果解析にいたるまでの工程を自動化でき,大幅な省力化が図れます。また,スピード,感度,安定性に定評のあるNexera X2をベースとしたシステム構成となっており,迅速に信頼性の高い溶出試験結果を得ることができます。
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これがヒント!続 逆相カラム選択のコツと分析条件検討の効率化
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