製薬/創薬分野での応用

社会課題

製薬/創薬分野での応用
・製薬/創薬分野での多成分一斉分析
・バイオマーカー探索

島津のソリューション(UFMSテクノロジーの導入):
島津独自のUFMSテクノロジーの導入は質量分析のスループットのブレイクスルーとなり,高感度多成分一斉分析が実現した。LCMS-8000シリーズは製薬・CROでの薬物動態試験および毒性試験,メタボロミクス・リピドミクスなどのプロファイリングにおいて,更なる時間短縮と高感度分析の両立に加えて網羅性を向上させた。低分子医薬品やバイオ医薬品の血中濃度測定など,生体試料中の微量定量分析にも活躍している。

島津のソリューション(複雑なマトリクス中の成分測定):
発表当時世界最高の感度と高速性能を実現したGC-MS/MSを開発,生体中の化合物のような複雑なマトリクス中の成分測定が可能になった。代謝物の一斉分析ソリューションは,疾患・創薬評価メタボロミクス研究に貢献している。

関連製品:

島津のソリューション(代謝物などの多成分一斉分析):
解糖系,TCA 回路,ペントース・リン酸回路などの代謝経路を対象とした多成分一斉分析,網羅的な脂質メディエーターの検出,培地成分および分泌代謝物に含まれる化合物の一斉分析が可能になった。バイオマーカー探索,疾患研究に貢献している。

島津のソリューション(質量分析と光学の結合):
高精度・高解像度な質量分析イメージと光学イメージの融合というオンリーワン性能を持つ世界に類を見ない質量顕微鏡の開発により,高精度・高感度の定性分析を実現した。癌研究,脳機能解,薬物動態評価に寄与し,質量分析技術の観察応用に道を開いた。

島津のソリューション(高分解能精密質量分析):
イオントラップ型質量分析計と飛行時間型質量分析計を結合させたオンリーワン製品のLCMS-IT-TOFの開発により,従来型のLC/MS/MSでは不可能であったMSnにおける精密質量測定が可能となった。また,LCMS-9030は不純物同定や有機合成における合成確認に寄与している。

臨床応用を目指した研究開発

社会課題

・臨床応用を目指した研究開発

島津のソリューション(分析技術と医用技術の融合):
LC/MS/MSを用いて,「アルドステロン」と「コルチゾール」の迅速定量分析結果を,採血位置情報と対応付け,X線画像に融合して記録することで,AVS(副腎静脈サンプリング)を支援し,分析の迅速化を実現した。また,アルツハイマー型認知症に関する研究開発において,質量分析計を用いて血液から脳内のアミロイドβの蓄積度合いを推定する「アミロイドMS受託解析サービス」を開始した。

島津のソリューション(生検体の前処理):
血液など生検体のLCMS分析のために,高い実績を誇る血液凝固分析の臨床検査装置の技術を応用した全自動前処理装置を開発した。バイオマーカ研究に寄与する。

島津のソリューション(新生児代謝異常スクリーニング):
新生児代謝異常スクリーニングにおける膨大な分析データの解析から日々の精度管理まで一貫して行い,先天性代謝異常などの疾患やその疑いの早期発見に寄与している。

島津のソリューション(薬物の迅速鑑定):
病理切片検査や尿中・組織中の薬物の迅速鑑定を実現し,新たな応用分野を切り開いた。

島津のソリューション(法薬毒物の精密分析):
乱用薬物,精神神経病用薬,医薬品,農薬など中毒事例の多い薬毒物の一斉分析を実現した。最適な分析メソッドを提供する。

島津のソリューション(迅速かつ簡便なサンプル測定):
卓上型リニアモードMALDI-TOF装置。合成物や高分子量化合物の簡便な分子量確認とプロファイリング用途で活躍している。