●室温変化に対する安定した質量精度
●低濃度域においても信頼できる質量精度
●MS/MS分析においても卓越した質量精度
●信頼性の高い同定と定量 ― 向精神薬の分析 ―
●LCMS-8060のDNAを引き継いだ スペクトルパターン
シングル四重極質量分析計
LCMS-9030 は,LCMS-8000シリーズで培われた技術と島津TOFの新技術が融合して誕生した「Q-TOF型質量分析計」です。
シンプルな操作だけで,精度,感度,分解能を兼ね備えた納得のデータが容易に得られます。
LCMSシリーズにLCMS-9030が加わり,島津LCMSの新たな挑戦が始まります。
イオン導入部からイオン分離部までは主にLCMS-8060から継承した技術が搭載されています。明るいイオン光学系と高いイオン収束力で,イオンを効率よくTOF 部へと導きます。TOF 部では,優れた質量精度および高感度と高分解能の両立を実現するために,UFgratingとiRefTOFといった島津独自の特許技術が使われています。“UFgrating”とは,非常に強い強度を持つ当社が独自開発した格子状電極です。イオン熱運動の質量精度への悪影響を抑えるために,直交加速部からのイオン射出に用いる電極です。従来の電極と異なり,その機械的強度の高さから,従来より高い引出電界を印加しても電極の変形がなく,イオンを正確にフライトチューブ(UF-FlightTube)へと誘導することが可能です。iRefTOFでは,イオン反射時の軌道の発散や飛行時間の広がりを最大限に抑制しつつ,エネルギー収束性を従来よりも高める理想的な電位分布を,独自の電極形状により実現しています。
◆LCMS-8060から継承された技術
◆TOFの新技術
UFaccumulation™(特許 JP6237907)
コリジョンセルにイオンを蓄積し,コリジョンセルからのイオン排出と直交加速部からのイオン射出を同期させることで、イオンの利用効率を向上させます。
UFgrating™(特許 JP5772967)
島津独自の高精度加工技術で製造された,直交加速部からのイオン射出に用いる高強度微細格子電極で,高感度と高質量精度を実現します。さらに,強電場でのイオン射出によりターンアラウンドタイムを抑制させることで,高分解能を実現しています。
UF-FlightTube™(特許出願中)
ヒータ・温度センサーの数・配置の最適化とロバストな制御方式での高精度温度コントロールにより,高い質量精度を実現します。
iRefTOF™(特許 JP5629928, 5862791)
電位分布を最適化した理想的なリフレクトロン(ideal Reflectron)で,高分解能と高感度の両立を実現します。
スリムなフロアスタンディング型
シンプルでコンパクトなデザインで省スペース化を実現しました。
LCMS-9030 - Top
日本食品衛生学会 第120回学術講演会
島津製作所は日本食品衛生学会 第120回学術講演会でランチョンセミナーや口頭発表を行います。
食品中のアレルゲン・PFAS分析
~LCMSの基礎から最新事例まで!~
配信日:2024年10月22日 (火) 14:00 ~ 16:00
MSイメージングWebinar | DAY2
マルチモーダルイメージングが拓く植物-微生物のせめぎ合い
配信日:2024年10月17日 (木) 14:00 ~ 15:00
最新の水道規制の動向と水道分析関連製品のご紹介
会期:2024年10月15日 (火) 川崎 13:00開場,2024年10月29日 (火) 京都 13:00開場
第50回BMSコンファレンス(2024)記念シンポジウム
会期:2024年9月18日(水)~9月20日(金)
会場:Shimadzu Tokyo Innovation Plaza
日本食品科学工学会 第71大会
日本食品科学工学会 第71大会でポスター発表とランチョンセミナーを行います。