成型後評価

プラスチックは生活用品から自動車、電気製品に至るまで様々な製品に使われます。いずれの製品においても構造を維持するための機械特性、設計時に設定された寿命を全うするための耐久性などが求められます。そのため、成形後には製品に求められる要求を満足しているか確認するための機械的特性や耐久性の評価が求められます。また、それに伴い何故その特性が実現されたか原因解析するための評価も求められます。成形後に実施される評価をまとめました。

評価項目   装置
機械特性評価 引張・曲げ・圧縮試験 万能試験機
  硬さ試験 硬度計
  衝撃試験 高速衝撃試験機
  疲労試験 疲労試験機
  粘弾性 疲労試験機
熱特性評価 ガラス転移点、融点測定 DSC
  線膨張係数 TMA
密度測定   乾式密度計
光学特性評価 透明度 UV
  色差 UV
  濁度 UV
  光沢度 UV
内部構造観察 ボイド、フィラー分布観察 X線CT
化学構造解析   FTIRラマンMALDILC/MS
物理構造解析   FTIRラマン
  モルフォロジー観察 SPM