BioSpec-nano (バイオスペック ナノ )

ライフサイエンス分光光度計

BioSpec-nano

BioSpec-nano (バイオスペック ナノ )は,「微量サンプルの測定でも性能に妥協はしない」を基本コンセプトに開発したライフサイエンス分光光度計です。
 核酸他 1-2μLの微量サンプルの測定でも高い再現性,測定精度が得られます。 また,ご要望の多かった「簡便化」も実現しました。測定は15秒毎にサンプルをドロップ( drop ; 滴下) し,"Start"ボタンを押すだけの簡便操作,サンプルの拭き取りも要りません。

4つの特長

  • 微量サンプルからの測定が可能
  • セルを使わず1-2μLの微量サンプルからの測定が可能,精製RNA等貴重なサンプルの測定に最適です。
  • 高い再現性と測定精度
  • 微量サンプルからの測定でも性能に妥協はしておりません。スタンダードタイプ分光光度計(セル測定,ダブルビーム)との高い相関性を確認しております。
  • 簡便操作
  • 試料をドロップ( drop ; 滴下) して“Start”ボタンを押すだけ。サンプルの希釈,セルのセット,アームの上げ下げ,測定後のサンプルふき取り,濃度計算等の作業は一切不要です。
  • 各種サンプルに適用可能
  • 核酸,ラベル化核酸,タンパク質の定量に対応,また,任意に指定した波長のOD値の表示も可能につき,1台で多様な用途に使用できます。

セルを使わずに微量サンプルを迅速測定

サンプルの滴下

試料のドロップ
( drop ; 滴下)

 1μL(光路長0.2mm)から2μL(光路長0.7mm)の微量サンプルで測定が可能です注1)。サンプルは,ピペッタを使って測定部へドロップ( drop ; 滴下) します。

注1)表面張力の弱い試料では、1~2μLの試料量で液滴が形成されない場合があります。

高い再現性と測定精度

 BioSpec-nanoは,優れたデータ正確さを実現しており, 当社 上位機種であるダブルビーム分光光度計の測定データとも高い相関を示します。 また繰り返し測定においても,高い精度を実現しています。

 以下は,同一サンプル(2本鎖DNA)について濃度を変えて10回ずつ測定した結果です。 また同一サンプルを弊社上位機種 ダブルビーム分光光度計UV-2450を用いて比較測定をしました。
 結果は光路長が0.2mmおよび0.7mmの両方とも,相関係数は0.99を超え,BioSpec-nanoとダブルビーム分光光度計での測定値との相関は非常に高いといえます。

さらに10回繰り返し測定のCV値は,比較的高濃度のサンプル(OD値40,濃度:2000ng/μL)において0.84%(光路長0.2mmにて測定),また低濃度のサンプル(OD値1.5,濃度:75ng/μL)においても1.4%(光路長0.7mmにて測定)と,非常に高精度であることがわかります。

光路長 0.2mm

光路長 0.2mm

光路長 0.7mm

光路長 0.7mm

簡便操作

試料を滴下して“Start”ボタンを押すだけ

マイクロピペットを手にもったまま,次々とサンプル測定できます。
wmv ムービー (2MB)
mpg ムービー (3.6MB)
(動画でご覧いただけます)

 試料を測定部に滴下し,本体またはソフトウェア画面の測定ボタンをクリックするだけで分析結果を得ることができます。  手袋を装着していて,PCのマウスやキーボードを操作しづらい時も,本体のStartボタンで測定を開始することができます。

クイックスタートボタン

自動光路長設定 & 自動ワイピング

光路長設定/測定/拭き取りまで自動です
wmv ムービー (2MB)
mpg ムービー (4.5MB)
(動画でご覧いただけます)

光路長の設定→測定→サンプルの拭き取りまですべて自動です。光路長設定のためのアームの上げ下げや,測定後のサンプルをクロスで拭き取る,などの面倒な手作業は不要です。「ちゃんとに拭けているのか?」「ワイプで拭くと測定部に傷が付きそう」というような心配もありません。

光路長の設定 試料の拭き取り

 自動ワイピング機能は,低キャリーオーバーを実現。測定試料拭き取り後の,次の測定への持越し(キャリーオーバ)を,極力低減しています。

以下は,2本鎖DNAサンプルとブランク(TEバッファ)を交互に60回ずつ測定した結果です。
この間ワイパは交換せずに,測定されたDNAサンプルが次のブランク測定にどのくらい持越し(キャリーオーバ)がみられるかを測定しています。
 結果はサンプルのキャリーオーバ注2)は平均0.13%と非常に低いものとなっています。

注2)キャリーオーバ(%) = (TEバッファを測定したときに算出されたDNA濃度/直前に測定したDNA濃度) x100

簡単操作を支える日本語のシンプルなソフトウェア

 基本操作は,ツールバーのアイコンをクリックするだけです。簡易核酸定量,ラベル化核酸定量の分析モードが選択できます。分析結果は,PDF,CSV形式での出力もできますので,データ管理の効率化も図れます。

ツールバー

各種サンプルに適用可能

 従来の核酸の定量機能に加え,タンパク質の定量,任意に指定した波長のOD値の表示機能も追加しました。1台で多用な用途に使用できます。

核酸定量

RNA、dsDNA、ssDNA、OligoDNAの定量に使用します。
核酸濃度,OD比(OD260/280、OD260/230)を計算します。

分析選択画面

分析選択画面

分析結果(詳細表示)

分析結果(詳細表示)

データは各形式で保存が可能です

データは各形式で保存が可能です

分析結果(リスト表示)

分析結果(リスト表示)

ラベル化核酸定量

Cy3などによりラベル化された核酸(RNA、dsDNA、ssDNA、OligoDNAの定量に使用します。
核酸濃度、ラベル濃度、ヌクレオチド濃度、ラベル化率を計算します。

分析選択画面

分析選択画面

分析結果(詳細表示)

分析結果(詳細表示)

タンパク質定量

280nmの吸光度からタンパク質の濃度を求めます。
また,核酸同様ラベル化されたタンパク質についてはラベル濃度とラベル化率を求めることが可能です。

分析選択画面

分析選択画面

分析結果(詳細表示)

分析結果(詳細表示)

指定波長のOD値表示

最大8波長まで、任意に指定した波長のOD値を表示することが可能です。

分析選択画面

分析選択画面

分析結果(詳細表示)

分析結果(詳細表示)

主な仕様

測定波長範囲 220~800nm
スペクトルバンド幅 3nm
波長正確さ ±1nm
光路長 0.2mm,0.7mm(手動切替)
光源 キセノンフラッシュランプ
分光器 ホログラフィックグレーティング
検出器 フォトダイオードアレイ
自動試料拭き取り機構 有り
定量範囲(OD, dsDNA濃度換算) 光路長0.2mm:1~75 OD (50~3,700 ng/μL)
光路長0.7mm:0.3~21 OD (15~1,000 ng/μL)
オプション光路長5mmセル:0.04~3 OD (2~150 ng/μL)
大きさ 幅210mm×奥行214mm×高さ417mm
重さ 7kg

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