最適なLC-MSは?島津の技術革新と分析ソリューション

常に一歩先の質量分析を求めて

製品の特長

 

島津製作所のLC-MSは3種類、手軽な質量分析ならシングル四重極質量分析計、高感度な定量分析にはトリプル四重極質量分析計、高精度な定性分析には四重極飛行時間型質量分析計が適しています。
また、いずれにも共通する優れた特長を備えています。

1)高精度なデータ取得のためのオンリーワン技術

  • 高精度なデータ取得のためのオンリーワン技術
  • LC-MSは、LCに質量分析計(MS)を加えた測定ツールです。LCのUV検出器よりも感度に優れているため、低濃度の成分分析に適しています。またカラムによる分離だけでなく質量の違いでも分離するため選択性が高く、複雑なサンプルの分析に向いています。島津製作所のLC-MSには、超高速な質量分析(Ultra Fast Mass Spectrometry; UFMS™)を高精度で実現するための独自技術「UF Technologies」が数多く搭載されています。 医薬・バイオ医薬品における不純物解析、食品中の機能性成分測定、環境・化学材料中の成分一斉評価、様々な規制ガイドライン・基準に準拠した品質管理など、多くの分野・用途で活用されています。

2)AI技術による業務効率化

  • 分析業務は、準備段階でのサンプル調製に始まり、分析機器を用いたデータ取得、ソフトウェアによるデータ解析まで多岐に渡ります。一連のプロセスを適切かつスムーズに行うためには、分析化学の基礎知識はもとより経験に基づくノウハウも必要です 。ハードウェアとソフトウェアの両面に、総合的な業務効率は大きく左右されます。島津製作所は、多岐に渡る分析業務のニーズに応えるため、分析機器の新しい概念「Analytical Intelligence」を提唱し、Analytical Intelligenceの機能が搭載された製品をお客様にお届けしています。装置状態を自動チェックする「パフォーマンス・コンシェルジュ」、クロマトグラムのピーク検出をAIがアシストする「Peakintelligence™」など、データの信頼性を高めながら業務効率の向上も実現します。 また、システムの使用状況を確認し、一定時間使用していない場合は自動で装置をシャットダウンするエコロジーモード機能も搭載し、業務効率と共に、消費電力とCO2排出量を削減し、環境負荷の低減にも貢献します。

  • AI技術による業務効率化
Analytical Intelligence

Analytical Intelligence は、島津製作所が提案する分析機器の新しい概念です。
システムやソフトウェアが、熟練技術者と同じように操作を行い、状態・結果の良し悪しを自動で判断し、ユーザーへのフィードバックやトラブルの解決を行います。
また、分析機器に対する知識や経験の差を補完し、データの信頼性を確保します。

3)簡単なメンテナンス

  • 簡単なメンテナンス
  • 高精度な分析を長期間安定して行うためには、装置の定期的なメンテナンスが欠かせません。サンプル組成や分析の頻度によっては、メンテンナンスを高頻度に実施したほうがよい場合もあります。一方で稼働率を高めるためには、メンテナンスに伴うダウンタイムの削減が課題となります。特別な知識や経験がなくてもメンテナンスできるように設計された「かんたんメンテナンス」システムにより、サンプルを真空部へ導入するDL(Desolvation Line)やESIキャピラリーを短時間で簡単に交換できます。

製品紹介

製品紹介LCMS-TQ RXシリーズ トリプル四重極質量分析計 シングル四重極質量分析計 四重極飛行時間(Q-TOF)型 質量分析計

製品比較一覧表

  シングル四重極質量分析計 トリプル四重極質量分析計 四重極飛行時間(Q-TOF)型
質量分析計
外観写真 シングル四重極質量分析計の外観写真

外観サイズ:幅260cm×奥行650cm×高さ280cm

トリプル四重極質量分析計の外観写真

外観サイズ:幅1,180cm×奥行540cm×高さ610cm

四重極飛行時間(Q-TOF)型質量分析計の外観写真

外観サイズ:幅670cm×奥行1,250cm×高さ1,450cm

特長 手軽な質量分析

操作が簡単、軽量かつ小型で安価にシステムを構築できます。質量分析に馴染みのないユーザーでも、手軽に効率的にデータ採取いただけます。

高感度な定量分析

非常に高感度な分析が可能なため、極微量しか含まれない成分でも正確に定量できます。また、MS/MSによる高い選択性を持つため、夾雑物を多く含むサンプル中の成分分析にも適しています。

高精度な定性分析

精密な質量測定が可能なため、未知成分を高い精度で定性分析できます。また、MS/MS分析により、未知成分の構造解析まで可能となります。

図解チャート 図解チャート 図解チャート
主な分野 医薬食品化学 環境食品医薬臨床研究・法科学 医薬化学食品ライフサイエンス