血中一酸化炭素分析システム
法医学や緊急医療などの分野では,死因や症状の把握,犯罪性の評価を行うための血液中成分の分析が頻繁に行われています。一酸化炭素(CO)は有毒性ガスとして知られており,石油系燃料やガスなど有機化合物の不完全燃焼で発生します。一酸化炭素は中毒事故例が最も多いガスであり,中毒判断の指標として血中一酸化炭素が測定されています。
バリア放電イオン化検出器(BID)を搭載した島津の血中一酸化炭素分析システムは,従来の熱伝導度検出器(TCD)を用いた手法よりも高感度に一酸化炭素を検出できます。分析に使用する血液サンプル量の低減や,より精度の高い測定を実現します。
また,一酸化炭素中毒の判定に用いられる一酸化炭素ヘモグロビン飽和度の算出には,血液中のヘモグロビン量を求める必要があり,これには分光光度計が使用されています。島津の紫外可視近赤外(UV-Vis-NIR) 分光光度計は一目で分かる使いやすいユーザーインターフェイスと様々なニーズを満たす高い性能により,ラボの効率化に貢献します。
血中一酸化炭素の分析例
前処理で血液中から気相に遊離した一酸化炭素をガスクロマトグラフで分析します。喫煙者と非喫煙者の血中一酸化炭素を分析した結果,一酸化炭素の濃度に優位差が見られました。

喫煙者と非喫煙者の血中一酸化炭素濃度の比較
- 詳細は,GC Application Data News「No.G286 血中一酸化炭素の分析」をご覧ください。
- アプリケーション開発にあたり,科学警察研究所の大森毅様,瀬戸康雄様にご協力いただきました。
注)本文書に記載されている製品は,医薬品医療機器法に基づく医療機器として承認を受けておりません。
治療診断目的およびその手続き上での使用はできません。
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