CGT-7100 - アプリケーション
ポータブルガス濃度測定装置
使用例
ポータブルガス濃度測定装置は排ガス規制や環境分析分野のみならず、新たな素材の開発やバイオガスの測定、カーボンニュートラルを狙った様々な脱炭素対策といった幅広い業界でのモニタリング・試験研究用途にご使用いただけます。
排ガス測定
各種工場やごみ焼却場、火力発電所などの煙道排ガス測定やその試験研究に活用できます。ポータブルガス分析計でありながら定置型ガス分析計と同じ測定原理を採用しているため定置型ガス分析計のバックアップや条件検討にも適しており、信頼性と互換性の高いデータを得ることができます。
CO2吸収剤の試験・研究
カーボンニュートラル社会実現への取り組みとしてCO2の分離・回収や再利用、貯留技術の探索が盛んに行われており、そのひとつにアミン水溶液によるCO2回収技術があります。アミン水溶液のCO2吸収反応をCGT-7100で観察することで、アミン水溶液や吸収反応器の挙動に関する情報を得ることができます。
屋内換気量測定
感染症予防、作業環境改善などの観点から屋内や乗物車内の換気への関心が高まっており、室内CO2濃度の数値をモニタリングすることで室内の換気状況を確認することができます。
触媒評価
自動車などから排出される有害ガスを無害ガスに変換するための触媒や水素を生成するための燃焼電池用の触媒など、様々な触媒が開発されています。ポータブルガス濃度測定装置を用いれば触媒の性能評価を簡易に行うことができます。
メタン発酵
地球温暖化防止の一環として、木材チップや食品廃棄物などのバイオマス中の有機物を嫌気性細菌で分解して製造するメタンガスのエネルギー活用が展開されています。
包装材開発
環境負荷低減対策に関して、食品包装材の燃焼時に発生する二酸化炭素の量を確認する目的にもポータブルガス濃度測定装置が活用できます。
雰囲気制御
各種雰囲気炉、グローブボックス、材料試験用雰囲気制御チャンバーのように空間内雰囲気のガス濃度測定が求められる場面に活用できます。