有機酸分析システム アプリケーション

医薬品中の有機酸カウンターイオンの分析

カウンターイオンの違いにより、医薬品有効成分(Active Pharmaceutical Ingredients: API)としての物理化学的・薬物動態的な性質が変わるため、医薬品開発段階では様々なカウンターイオンが選択され、最適な塩が選択されています。また、合成段階で使用する触媒やイオンなどの無機不純物の残存が製品の溶解性や安定性などに影響を及ぼすことがあり、不純物としてイオンを分析することも非常に重要です。ここでは、有機酸分析システムを用い、医薬品のカウンターイオンとしてしばしば用いられる有機酸である、ギ酸、酢酸、フマル酸、マレイン酸の分離選択性を高めた分析例についてご紹介します。

ポストカラムpH緩衝化有機酸分析システムによる培地中の有機酸分析

化石燃料に代わり、バイオマスを原料として新エネルギーや化学製品を製造するバイオプロダクションの研究が盛んになりつつあります。微生物の細胞を工場として考えるバイオプロダクションでは、糖類を代謝させることにより目的の化合物を生産する過程で、培地中に目的の化合物の他、ピルビン酸、乳酸、酢酸、ギ酸、コハク酸などの有機酸を代謝産物として生産します。微生物の細胞による目的の化合物の生産性を向上させるため、培地の分析によって得られた代謝産物の種類や量の結果に基づいて、微生物がもつ遺伝子のうち、改変すべきターゲットを探索することができます。そのため、培地中の有機酸の分析はバイオプロダクションの研究を進めるのに重要なファクターとなります。ここでは、電気伝導度検出器を用いたポストカラム緩衝法とデュアルカラムオーブンを併用することにより、培地中の有機酸を分析した事例をご紹介します。

有機酸分析の腸内細菌叢研究への応用

近年、腸管内の腸内細菌叢による宿主への影響を考える上で、腸内細菌叢が産生する代謝物が関係していると考えられます。 ここでは、マウス糞便から代謝物を抽出し、腸内細菌叢が産生する代謝物中に含まれる短鎖脂肪酸を有機酸分析システムにより測定した例をご紹介します。

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