蒸留ガスクロマトグラフシステム

島津蒸留ガスクロマトグラフシステムは,ASTM,ISO,EN,JISの蒸留GC の規格に対応しており,高感度ガスクロマトグラフ Nexis GC-2030と蒸留GC解析ソフトウェアの組み合わせで,高沸点成分を含む原油試料も精密に再現性良く分析できます。石油精製プラント等での製品の品質管理,プラント工程管理に最適なシステムをご提供いたします。

 → 蒸留ガスクロマトグラフ分析とは

特長

高温蒸留GC分析対応

・原油分析への対応
・専用注入ユニットで高沸点試料にも対応

多彩な解析機能を搭載

・充実したデータ変換機能,カスタマイズ対応
・簡易に複数データのサマリーレポートを出力

信頼性の高いデータの提供

・システム性能チェック機能の充実
・LabSolutionsのネットワーク機能にも対応

蒸留ガスクロマトグラフ分析とは

蒸留ガスクロマトグラフ分析は,無極性カラムを装着したガスクロマトグラフを用いて,灯油,軽油,重油など各石油留分の沸点分布を測定する方法です。各成分は沸点順に溶出するため,あらかじめ沸点のわかっている炭化水素の混合物を分析することにより,図1のように保持時間-沸点変換線を作成することができます。また,図2のように未知試料のクロマトグラムの全面積を一定の時間間隔で分割し,それぞれの時間帯での面積値を算出することにより,各時間帯の面積値/全面積から各時間帯の溶出量(%)が計算できます。保持時間-沸点変換線から各沸点範囲での溶出量(%)が得られるので,最終,図3のように溶出量(%)と沸点の関係,つまり,蒸留性状曲線を得ることができます。
上記の例は,全試料の全成分がカラムから溶出する試料に適用され,全面積法と呼ばれます。原油など未溶出成分がある試料を分析する場合には,内部標準物質を添加した試料を用いる内部標準法,または,外部標準試料の分析結果と比較する外部標準法が用いられます。

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