DET#n 消炎を検出しました[エラーコード:4109 4110 4111 4112]

原因

以下の原因が考えられます。それぞれの項目を確認してください。

対策

検出器ガス流量

GC本体のHOMEボタン>[検出器]を押して以下の画面を表示して、点火動作時に検出器ガスが正しく供給されていることを確認してください。
複数の検出器がラインに登録されているときは、タブを押して検出器の表示を切り替えるか、画面右上の[LINE]を押して、ラインを切り替えてください。


*上段が実測値、下段が設定値です。

検出器ガスの標準流量は、以下の表を確認ください。

水素
空気
メイクアップガス
(BID:放電ガス)
(ECD:ECDガス)
備考
FID
(キャピラリカラム)
32.0 mL/min
200.0 mL/min
24.0 mL/min
--
FID
(パックドカラム)
32.0 mL/min
200.0 mL/min
キャリアガスとメイクアップガスの合計流量 : 20~50 mL/min
--
FTD
(N-mode)
1.0~2.0 mL/min
140.0~150.0 mL/min
10.0~30.0 mL/min
--
FTD
(P-mode)
3.0~6.0 mL/min
140.0~150.0 mL/min
10.0~30.0 mL/min
--
FPD
(P-mode)
62.5 mL/min
90.0 mL/min
--
--
FPD
(S-mode)
40.0 mL/min
60.0 mL/min
--
--
FPD
(Sn-mode)
75.0 mL/min
65.0 mL/min
--
--
ECD
--
--
15.0 mL/min (流路A)*1
30.0 mL/min (流路B)*1
窒素(N2)使用
BID
--
--
カラム流量によって異なります。
~10.0 mL/min : 50.0 mL/min
10.0 mL/min~15.0 mL/min : 70.0 mL/min
15.0 mL/min~ : 100.0 mL/min
ヘリウム(He)使用
SCD
80.0 mL/min
--
40.0 mL/min
電気炉用酸素 : 10.0 mL/min
オゾン発生用酸素 : 25.0 mL/min

*1 ECDガス流量はECD検出器の構成によって異なります。 ECD-2010 Exceedの流路判別方法 を参照して流路を判定してください。

検出器温度

検出器温度が低い場合点火しにくい場合があります。検出器温度は200℃以上に設定することを推奨します。

HOMEボタン>[検出器]を押すと、[検出器]画面が表示されます。
複数の検出器がラインに登録されているときは、タブを押して検出器の表示を切り替えるか、画面右上の[LINE]を押して、ラインを切り替えて設定します。

カラムの接続

カラムの接続を確認してください。また、適切なカラム長さになっているか確認してください。

キャピラリカラム

グラファイトフェルールをご使用の場合
ClickTekフェルールをご使用の場合

パックドカラム

SUSパックドカラムをご使用の場合
ガラスパックドカラムをご使用の場合

ノズルの詰まり(FIDの場合)

ノズルの詰まりを確認してください。
詰まりが見つかったら、清掃または交換を実施してください。
FIDノズルの点検

カラム流量