ECD-2010 Exceedの流路判別方法
ECD-2010 Exceedの流路¶
ECD-2010 Exceedには流路A(下図左側) および流路B(下図右側) の2つの流路があります。
流路Aは感度重視、流路Bは耐久性重視の流路となっています。
- APC(ガスフローコントローラ)
- MSフィルタ
- ECDセル
流路A ではECDセルに合計2本の配管が接続され、1本のラインからガスが入り、1本のラインからガスが排出されます。(図中の★1で示した部分)
流路B ではECDセルに合計3本の配管が接続され、2本のラインからガスが入り、1本のラインからガスが排出されます。(図中の★2で示した部分)
確認方法¶
手順1¶
カラムオーブンの温度が40℃未満、試料気化室と検出器の温度が50℃以下になっていることを、装置画面もしくはワークステーションから確認します。
確認後、装置の主電源をOFFにします。
手順2¶
INJ/DETカバー(★1)を開けます。
手順3¶
ECDセルに接続されている配管の本数(2本 or 3本)を確認して流路を判定します。(下図②で示した部分)
- 配管の本数が2本の場合 : 流路A
- 配管の本数が3本の場合 : 流路B
①ECDセル
②ECD接続配管(上記写真は配管2本の接続の例です。)
グラファイト位置決め治具¶
流路Aと流路Bではそれぞれカラム差し込み長さが異なります。
適切な
グラファイト位置決め治具
を用いてカラムにグラファイトを取り付けてください。
流路A:カラム差し込み長さ43mm¶
P/N:221-48610-07 グラファイト位置決め冶具,ECD_43mm
流路B:カラム差し込み長さ32mm¶
P/N:221-48610-04 グラファイト位置決め冶具,ECD_32mm