主要水溶性代謝物141成分一斉分析法による微生物中の代謝物分析と代謝経路への可視化

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ユーザーベネフィット

- 中心代謝経路周辺の低分子代謝物を対象とした141成分の一斉分析が可能です。 - 研究対象として利用頻度の高い、大腸菌、酵母由来の細胞実試料でも安定して分析可能です。 - マルチオミクス解析パッケージとの連携により、代謝物の量的変化を代謝経路図上で解釈することができます。

はじめに

近年の合成生物学研究の興隆に伴い、微生物に他生物由来の化合物を高生産させる技術が広まっています。生物の代謝を利用する合成生物学研究分野において、代謝物を網羅的に分析するメタボロミクスの手法は、欠かせない手法です。 島津製作所は神戸大学との共同開発により、一次代謝物を中心とした141成分を網羅的に分析する手法を開発し、「LC/MS/MSメソッドパッケージ一次代謝物 Ver.3」としてリリースしました。別途提供する解析ソフトウェア「マルチオミクス解析パッケージ」に搭載した代謝マップを利用することで、定量的な変動が代謝マップ上のどこで生じているかを容易に解析することが可能です。 本稿では、大腸菌と酵母をモデルサンプルとして、細胞抽出物についての代謝物一斉分析と代謝マップを活用した解析事例を紹介します。

2021.10.26