USF-2000 超音波式疲労試験機
超音波疲労試験機

超高速疲労試験装置
超音波疲労試験装置は、20kHzで素材の疲労試験を行うことができます。したがって、これまでデータを採取することが困難であった109~1010オーダでの疲労強度を評価することができます。また、107サイクルの試験データであれば10分程度で試験を行うことができます。
【特長】
- 20kHzの繰り返し速度で、金属素材などの疲労寿命を加速評価することができます。1010サイクルの試験も、わずか6日弱。
- 共振状態試験を行うため、高い応力を発生でき、さらに経済的です。
- 付属のパーソナルコンピュータ付きコントローラで、定応力振幅制御ができます。
- 素材の長寿命評価、高速振動再現試験に最適です。
- 省スペースで、置き場所を選びません。
- 付属のWindowsソフトウェアを使用して、共振試験片の設計から実際の試験まで簡単に行うことができます。
【標準構成】
部品番号 | 名称 |
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346-72207 エアコンプレッサなし 346-72207-01 |
超音波疲労試験機 USF-2000形 試験機本体 ( 設置用テーブル含む ) 超音波共振システム 制御用パーソナルコンピュータ 超音波試験制御計測ソフト 冷却装置(エアコンプレッサ *、エアドライヤ、 エアー配管) |
346-72209 | 変位計測装置 (渦電流式変位計 分解能 0.5μm) |
346-52897-01 | 変位計校正装置 (高性能マイクロメータ CDE-25 C1形) |
- | 変位記録装置 高速データロガー(サンプリング速度 1MHz以上) 計測用ノートパソコン |
【仕様】
試験周波数 | 20kHz±500Hz( 推奨試験範囲 20kHz±30Hz) *試験周波数は、試験体の共振周波数によって決まります。 |
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ホーン端面振幅 | ± 10~±50μm |
試験応力範囲 | 試験片が± 10~±50μm変位した時の応力 *応力値は 試験片 形状と物性値に依存します。 |
所要電源 | 3φ200V:2kVA(エアコンプレッサ) 1φ200V:3.5kVA(超音波疲労試験機) 1φ100V:1kVA(PC,変位記録装置、エアドライヤ等) |
【試験可能な材料 ・不可能な材料】
試験可能な材料 | 20kHzで共振することができ、共振時に発熱の少ない材料 例)高強度鋼、ジュラルミン、チタン合金、アルミ等 |
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試験不可な材料 | ・ 20kHzで共振できない材料 ・試験片の取り付けが困難な材料 ・ 20kHzで共振時摩擦による発熱が著しい材料 例)樹脂、セラミック等 |
【評価対象】
疲労強度
※外観および仕様は、改良のため予告なく変更することがあります。