異物分析システム
異物に関する相談は,カビ臭やカルキ臭など異味・異臭に関するものから,ゴムや金属パッキン,各種シール材などの混入異物など多岐に及んでいます。
特に混入異物については,施設や設備の老朽化に加えて,作業員の身体の一部や衣類などが原因となることもあり,完全に撲滅することは困難です。
これらの苦情に対しては,より迅速に異物の原因物質を究明することが利用者に対して安心を与えることになります。
これら異物の正体を解明するためには,赤外分光分析や蛍光X線分析が有効です。
異物分析システムは,両手法を盛り込んだ総合検索システムです。
特長
- 水道事業体および食品メーカーのご協力を得て作成した島津製作所独自のライブラリ
- 実際に異物として捕集された試料に関する情報を収録
- 赤外スペクトルのライブラリに加えて蛍光X線プロファイルを収録(PDFファイル)し,異物の検索精度を大幅アップ
有効分野
- 食品・飲料
- 石油・化学・材料
- 電気・電子
- 機械・輸送機
- 受託分析業 など
News / Events
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FTIR技術情報誌 FTIR TALK LETTER Vol.43を発行しました
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FTIR技術情報誌 FTIR TALK LETTER Vol.42を発行しました
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フーリエ変換赤外分光光度計 IRSpirit-Xシリーズを発売
IRSpirit-Xシリーズは非常にコンパクトなFT-IR分光光度計で島津製作所や他のメーカーの付属品と一緒に使用できます。IR Pilotソフトウェアが付属し、パラメータ設定を必要とせずにすぐに使用できる23個のアプリケーションを提供します。高感度である IRSpirit-TX 、手頃な価格の IRSpirit-LX、耐湿設計による高い信頼性を持つIRSpirit-ZX から選択できます。
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卓上X線CTシステム XSeeker 8000、赤外ラマン顕微鏡 AIRsightがグッドデザイン賞を受賞
島津製作所の卓上X線CTシステム XSeeker 8000、赤外ラマン顕微鏡 AIRsightが、2023年度グッドデザイン賞を受賞しました。ユーザーのワークフローの課題や社会問題に対応したソリューションを提供するデザインが高く評価されました。
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FTIR技術情報誌 FTIR TALK LETTER Vol.41を発行しました
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マイクロプラスチック自動前処理装置 MAP-100を発売
マイクロプラスチック自動前処理装置 MAP-100は、環境表層水の試料からマイクロプラスチックを抽出するための代表的な前処理法を自動化し、“省力化”、“再現性”、“安全性”を実現する自動前処理装置です。