潤滑油劣化分析マクロプログラム
フーリエ変換赤外分光光度計
エンジンの潤滑油であるエンジンオイルは、酸化や添加剤の消耗、スラッジによって劣化します。潤滑油の劣化はエンジンの寿命低下や動作不良の原因となるため、劣化を把握し、適切な時期にオイル交換を行うことが必要です。ASTM規格では、潤滑油を種々のパラメータから評価する方法を規定しており、FTIRでは潤滑油の酸化・ニトロ化・硫化などの化学的変化や、水分・煤などによる汚染を評価することができます。これらの方法はASTM E2412に定められています。
本マクロプログラムでは、ASTM E2412(2010)の各Tableに記載の計算パラメータに沿ったピーク面積や定量測定を行い、劣化具合を示したパラメータとして結果をCSVファイルに出力することができます。付属品はASTM E2412で記載されている透過セルを用います。使用する透過セルの光路長を入力することで、ASTM指定の100 μmの光路長に変換した結果も出力可能です。
潤滑油の評価項目・測定対象一覧
プログラムのメイン画面
対象試料
潤滑油
News / Events
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FTIR分析の基礎にコンテンツを追加
FTIR分析の基礎に下記のコンテンツを追加しました。
・赤外スペクトル解析のポイント -基礎編-
・赤外スペクトル解析のポイント -脂肪族飽和炭化水素(パラフィン)編-
・赤外スペクトル解析のポイント -脂肪族不飽和炭化水素 (オレフィン)・芳香族編- -
紫外可視分光光度計「UV-1900i Plus」「UV-2600i Plus」「UV-2700i Plus」を発売
ハードウェアの改良で測定性能が向上し、従来機種より高感度かつ正確な測定が可能です。また、自動起動・停止機能で待機時間を最小限にし、省力化と省エネに貢献します。
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JASIS関西 2025
会期:2025年1月29日 (水) 〜 31日 (金),大阪
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次世代モビリティWebinar
~軽量化とコストダウンを実現する新技術のベンチマーク~配信日:2025年1月21日 (火) 14:00 ~ 15:35
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電子冷却MCT検出器(TEC MCT)を発売
赤外顕微鏡 AIMsight/ 赤外ラマン顕微鏡 AIRsightに電子冷却MCT検出器(TEC MCT)を搭載することにより、液体窒素を使わずに微小物の赤外顕微鏡測定が可能になります。
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FTIR技術情報誌 FTIR TALK LETTER Vol.43を発行しました