Traverse MS

MRMデータ対応 多変量解析ソフトウェア

Traverse MSソフトウェアは、LCMS-8060/8050/8040/8030を利用したターゲットメタボロミクス分野において、多検体・多成分のMRMデータを高速処理するための解析ソフトウェアです。グラフ作成、統計解析、代謝パスウェイ解析などに対応しています。
本ソフトウェアは,ライフィクス株式会社の製品です。

特長

複数のクロマトグラムを一括表示

1検体における多成分のクロマトグラム,また全検体における1成分のクロマトグラムを並列にして一括表示することで,視認しやすく操作性の高いピーク同定処理プロセスを提供します。この特徴あるユーザーインターフェイスによって,多成分のピーク同定作業をストレスなく処理できます。

MRMデータに特化したピーク認識アルゴリズム

MRM分析データに特化したピーク認識アルゴリズムが,設定したリファレンスピークとの相同性を評価し,対象成分のピークをスコア化することにより,多検体・多成分のピーク同定を高速で処理することができます。

複数サンプルにおける面積(比)のグラフ化

ピーク同定処理を行ったMRMデータは,各成分のピーク面積あるいは内部標準物質に対する面積比といった値をグラフ化して表示することができます。このとき各サンプルはグループ設定を行うことで,複数群間での対象成分の面積平均値および標準偏差といった値をグラフ化することができます。このように分析データを一括してグラフ化表示することによって,分析結果を直観的に把握することができます。

主成分分析および階層的クラスタリング解析による統計解析

多検体・多成分からなるMRMデータを,主成分分析および階層的クラスタリング解析といった統計学的手法によって解析することができます。膨大なMRMデータを個別に解析するのは,非常に時間のかかる作業になりますが,統計解析の手法を導入することによって,視覚的で理解しやすい解析結果を得ることができます。

代謝パスウェイ解析に対応

生体中の代謝変動を理解するためには,対象成分に関連した代謝経路における代謝変動を理解することが重要となります。本ソフトウェアでは解糖系,ペントース・リン酸経路,アミノ酸合成経路などの基本的な代謝マップがあらかじめ用意されており,これらの代謝マップを読み込むことで代表的な代謝パスウェイを表示できます。またグラフ化した各代謝物の変動をリンクして表示することで,代謝パスウェイ解析にも対応しています。

MRM Outlook機能による複数クロマトグラムの一括表示

代謝物ごとにクロマトグラムの一覧を確認できるMRM Outlook機能を使うことで,検出ピークの確認と必要な修正を行えます。 通常は,クロマトグラムを一つずつ目視で確認していく作業であり,手間がかかるプロセスですが,自動認識アルゴリズムとMRM Outlook機能によって,この作業にかかる負担を大きく軽減することができます。

Data Matrixからのグラフ作成

対象成分のクロマトグラムより,各ピークの高さや面積が決定されます。本ソフトウェアではこれらの値を基にして設定した各サンプル間における高さ(または面積)の平均値,標準偏差をグラフとして表示することができます。このようにグラフ化してMRMデータを表示することで,直観的に認識しやすい解析結果を示します。

代謝パスウェイ解析

テンプレートにある代謝マップファイルを読み込むことにより,代表的な代謝パスウェイを表示することができます。また新規に代謝パスウェイを作成することも可能です。Data Matrixから作成した各化合物のグラフは,作成した代謝パスウェイ上でリンク表示させることができるために,関心のある化合物の代謝変動を,より詳細に理解することができます。

注意事項

  1. 本ソフトウェアは研究用です。臨床診断用とで使用することはできません。
  2. 本ソフトウェアの使用の結果,得られる情報の有用性については,何らの保証もされないことをあらかじめご了承ください。

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