清涼飲料の酸化防止剤

飲料中に酸化防止剤として使用されるアスコルビン酸は高速液体クロマトグラフ(HPLC)を使って分析することができます。今回は,市販の清涼飲料(ビタミン入り飲料)を超高速HPLCを使って分析しました。

<結果> 希釈,濾過したサンプル2μLを注入後,約1分後にアスコルビン酸のピークを検出することができました。このように,超高速HPLC UFLCおよび超高速HPLC UFLCXRを使用することにより,汎用LCに比べ分析時間が1/10程度に短縮することが可能です。

清涼飲料のクロマトグラム(2μL注入)

超高速液体クロマトグラフ

HPLCは,分析機器の流路に液体を流しておき,試料を入れるとカラムと呼ばれる分離管の中で試料成分が分離され,検出器でその量を測定する装置です。
超高速HPLCシステム UFLCは高速高分離用カラムと組み合わせることで高分離,高い再現性を保ちつつ,汎用LCと比べて分析時間を1/10に短縮することができます。