Ampdirect®
遺伝子増幅用試薬
イネ、小麦、大豆、果実等のPCRによるSSRマーカー、DNAマーカーの検出、組換体のチェック、遺伝子型スクリーニング、品種判別、育種等の用途にご使用下さい。DNA抽出操作に煩わしさを感じることがある方、ぜひお試し下さい。
特長
- 簡便・迅速
DNA精製が不要となり、簡便かつ迅速なPCRが可能になります。 - 微量サンプルに最適
DNA精製が不要なため、精製時のサンプルロスがなく、微量サンプルからのPCRに最適です。 - 安定したPCRに
サンプル中の夾雑物によるPCR阻害を受けにくくなり、安定したPCRが可能になります。 - シーケンス、フラグメント解析に
増幅産物はシーケンスやRFLPなどのフラグメント解析に使用可能です。 - ホットスタート用酵素
便利で高性能なホットスタート用Taq Polymeraseを採用しております。 - 低コスト
DNA抽出キットや装置は不要となり、ランニングコストを抑えることが可能となります。
Ampdirect® Plus酵素セット(Ampdirect® Plus(buffer)+BIOTAQTM(推奨酵素))
この酵素セットをご使用いただくだけで、PCR阻害物質の影響が抑制され、もうDNA精製操作は不要になります。ノックアウトマウスのジェノタイピングや植物からのPCR他、既にたくさんの反響をいただいております。この機会にぜひお試し下さい。

(PDF)
商品番号 | 品 名 | 価格 |
241-08890-92 | Ampdirect® Plus 酵素セット (20μL反応系で500回分) |
\36,750 |
241-08800-98 | Ampdirect® Plus (20μL反応系で500回分、PCRに必要なdNTPを含んでいます) |
\25,000 |
Ampdirect Plusの基本組成について
Ampdirect Plusは、標準的なTaq Polymerase系のPCR反応液の組成とほぼ同じですので、 増幅したPCR産物をシーケンスやRFLPなどのフラグメント解析に使用可能です。

リアルタイムPCR装置のご提案
Ampdirect Plusとのコンビネーションで、効率のよい解析環境を提供するGVP-9600をご紹介します。
ゲル電気泳動の作業効率化のご提案
多検体のPCRをするお客様から、「予めPCR反応液に電気泳動用色素液(ローディングダイ)を入れて、PCR後の産物をそのままゲルのウェルにアプライして、より手間を省きたい」とのご要望をいただくことが多いため、Ampdirect Plusの反応液に直接入れてPCRを行うことができる電気泳動用色素液をご紹介します。
※ 各種アプリケーションにおいて、検体の前処理に使用している組織溶解液の調製プロトコルをご紹介します。
処理後の検体溶解液(マウステイル、植物の葉、各種微生物など)の多くは、その後、冷蔵保存で2年間程度はPCRのテンプレートとして使用できることを確認しています。ただし、検体の種類によっては保存期間が異なることがあります。
- 組織溶解液の調製プロトコル PDF
※ 他社のPCR酵素(Taq Polymerase)をご使用の皆様へ
サンプル(検体)の前処理を簡便化したPCRを実現するにあたり、これまでの研究のご事情から、現在お使いのPCR酵素はそのまま使用する必要がある場合は、PCRバッファーの部分をAmpdirect Plusへ置き換えていただくことで簡便なPCRが実現できます。多くの場合、Ampdirect Plusへ置き換えたことによるPCR条件の再検討は不要です。
一例として、TaKaRa Ex Taq Hot Start Version(タカラバイオ)、Blend Taq -Plus-(東洋紡績)、Platinum Taq DNA Polymerase(Invitrogen)は、Ampdirect Plusとの組み合わせ使用で良好な結果が得られることを確認しています。