Ampdirect™ - サポート
遺伝子増幅用試薬
FAQ
主にサンプルおよびサンプルの前処理に関することについてまとめました。
- 採取後、長期間保存している血液を鋳型にして、PCRはできますか ?
- 糞便から抽出したDNAを鋳型にして、PCRで細菌を検出したいのですが可能ですか?糞便抽出DNAはPCR阻害がかかるため、DNAを希釈したものを反応に用いています。
- AmpdirectはRT-PCRへの応用は可能ですか? 糞便中に存在するRNAウイルスを検出するために使用できますか?
- サンプルの溶解処理の最後に95℃、5分間の熱処理がありますが、この熱処理は必須でしょうか?
- マウステイルを溶解液でおよそ1時間溶解しましたが、完全に溶解しませんでした。PCRの鋳型に用いて大丈夫でしょうか?
- 植物の葉から抽出したDNAを鋳型にPCRを行いましたが、目的のPCR産物が得られませんでした。植物に含まれる糖類によるPCR阻害と考えられますが、Ampdirectを使用することで改善するでしょうか?
- 唾液を前処理せずに直接PCRの鋳型に用いることは可能でしょうか? アプリケーション「口腔粘膜からのPCR」では口腔粘膜細胞を溶解液で溶解処理していますが、唾液の場合でも溶解液で溶解処理する必要がありますか?
- 血漿・血清サンプル中の微生物をPCRで検出するにはどうしたらよいでしょうか?
- FTAカードおよびろ紙を鋳型に多検体PCRする場合、パンチする治具を介してコンタミしてしまいます。コンタミ防止の対策はありませんか?
ユーザー様のプロトコール紹介
Ampdirect製品をご使用いただいた方々のプロトコールをご紹介します。
※お知らせ
プロトコール中で使用されている「Nova Taq™ Hot Start DNA Polymerase」は、弊社より下記製品として購入できます。
・Ampdirect Plus 酵素セット(Bufferと酵素「BIOTAQ ™HS DNA Polymerase」のセットです。)
酵素名称は異なりますが、同一の酵素です。
「Ampdirect を用いた木本植物のダイレクトPCR法」
果樹研究所 カンキツ研究興津拠点 品種育成ユニット 太田 智 様
「腐食物質の多い土壌サンプルから抽出した粗DNAを鋳型にしたPCR」
公的研究機関のお客様
「レタスからのPCRプロトコール」
公的研究機関のお客様
「トランスジェニックマウスのジェノタイピング」
島根大学 生物資源科学部 生物科学科 松崎 貴様
STAFFコメント
「種々のマウスを使って,毛の生え代わり現象(毛周期)のしくみや,バラバラにした細胞から毛包を再構築する方法などを研究しています。あまり研究者の多くない分野なので,いろいろと自前で開発しないといけないのが苦労ですが,少数精鋭の学生たちの助けを借りて頑張っています。毛はとても面白いですよ。島根に来た頃は近くの大山でスキーを楽しんでいたのですが,最近忙しくなって時間がとれないので,代わりにWiiで練習しています。」という松崎先生。毛に関する興味深いご研究成果をお聞かせいただけることを楽しみにしています。
「マウステイルからのABCA1KOのジェノタイピング」
大阪大学大学院医学系研究科 循環器内科学 循環器脂質研究室 奥 裕之様
STAFFコメント
「私は大阪に生まれ大阪に育ち、現在は大阪大学大学院にお世話になっているということで、何か大阪に縁があるようなので、いつか何かしら大阪に還元できればと思っています。スポーツが大好きで、平日は研究室で高比重リポ蛋白(HDL)に関する研究について頭をフル回転させる側、休日には何かとスポーツで汗を流してバランスをとるようにしています。」と仰る奥先生。大阪から、そして日本、世界へとご活躍されることを願っております。誠にありがとうございました。
マウスのジェノタイピングは、弊社試薬の用途として、最も多くご使 用いただいている分野です。今後、皆さまの実施例を参考情報として追 加掲載させていただきたいと考えております。宜しければどうぞご協力ください。
「口腔うがい液中のカンジダ菌種の簡便・迅速・高感度な同定方法」
鹿児島大学病院 口腔外科 上川善昭 先生
STAFFコメント
「日本中の口腔カンジダ症をなくしたいと思い、桜島の麓でお口の中のカンジダ菌をみつめる毎日です。鹿児島名産のアスペルギルス産生物を蒸留した液体が大の好物です。」という上川先生。熱意溢れる先生のお話を伺うと、私たちも元気が湧いてきます。お忙しい中、ご協力頂きまして、誠にありがとうございました。
「紅藻からのPCRプロトコル」
京都大学 畑 博士
STAFFコメント
畑さんは、京都大学のポスドクで、サンゴ礁でスズメダイが栽培する藻類のご研究をされています。ご趣味はダイビングとシュノーケリングで、趣味と一致した楽しい研究生活を送られています。どうもありがとうございました。
「リンゴ葉からのPCRプロトコル」
果樹研究所 リンゴ研究チーム 森谷茂樹 先生
STAFFコメント
「リンゴ育種に携わって4年目。だんだん舌が肥えてきました。」という森谷先生。光り輝くおいしいリンゴを作られるのを心待ちにしています。お忙しいご研究の最中、プロトコールをご提供頂きまして、ありがとうございました。
「組換えイネ導入遺伝子のPCR確認」
中央農業総合研究センター北陸研究センター 稲収量性研究チーム 黒田昌治 先生
STAFFコメント
「米の本場新潟で米の貯蔵タンパク質に関する研究に取り組んでいますが、お酒は日本酒党ではなく地ビール党です。」という黒田先生。ご提供頂いたプロトコル以外にも、学会展示会場等で、貴重なご意見・ご感想を頂戴し、誠にありがとうございました。
「FTAカードとAmpdirectを用いたマウスラット血液からのジェノタイピング」
京都大学医学部附属動物実験施設 庫本 高志 先生
STAFFコメント
庫本先生は、大のタイガースファンで好物はお好み焼きという大阪人です。FTA/Amp法のご考案やAmpdirect Plusのコンセプトも庫本先生よりいただきました。どうもありがとうございます。
「各種サンプル(発酵食品や土壌他)からの微生物(麹菌他)検出」
食品総合研究所 微生物利用研究領域 糸状菌ユニット 鈴木 聡 先生
STAFFコメント
鈴木先生のお仕事は?とお聞きすると「われ泣きぬれてカビと たはむる」と、ユーモア溢れる方です。
今回も「少しくだけたプロフィールを」というこちらの無理な申し出にも快くお付き合いいただきました。本当はいただきました先生の楽しいプロフィールを掲載させていただく予定でしたが、そちらはまた次の機会にて。どうもありがとうございます。
「FTAカードとAmpdirectを用いたPCR産物のダイレクトシークエンス」
京都大学医学部附属動物実験施設 中西 聡 先生
STAFFコメント
昼夜を問わず研究されている中西先生。 休日は剣道で汗を流されるスポーツマンです。ダイレクトシーケンスのプロトコール提供やジェノタイピング方法のブラッシュアップについて、学会、研究会でご発表いただきました。どうもありがとうございます。
「パラフィン切片からのPCR(菌検出、癌細胞検出)」
北里大学 北里生命科学研究所&大学院 感染制御科学府 村山 琮明 先生
STAFFコメント
プロトコールのご提供、並びに美しい挿絵のご提供どうもありがとうございます。また、先般は突然の訪問にも関わらず長時間お付き合いいただきありがとうございました。1つ1つのお話いろいろヒントになりました。 尚、今回はご意向の通り、「プロフィールの代わりに」といただきました挿絵を掲載させていただきました。どうもありがとうございます。
「微生物からの簡便PCR」
島津製作所・ライフサイエンス研究所 二宮 健二
STAFFコメント
内輪の者ですいません。 まだまだ磨かれていないアプリケーションなのでぜひ皆様のご意見、ご感想お願い致します。 またこの場を借りて、HPアクセス、製品のご使用どうもありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお願い致します。