Shimadzu Biopharma Webinar|Day 8
mRNA医薬の最新研究と分析技術の最前線

新型コロナウイルスワクチンでその有効性が示されたmRNAについては近年承認品が増えており、感染症ワクチンだけでなく癌ワクチンなどとしても展開が期待されています。本Webinarでは、mRNA研究の第一人者である国立大学法人名古屋大学の阿部 洋先生に最新研究をご講演いただくと共に、mRNA医薬の研究開発および品質管理に寄与する最新分析技術をご紹介します。奮ってご参加ください。
本Webinarはこんな方におすすめです
- mRNAの純度評価を簡便に行いたい方
- 効率的に信頼性の高い分析法の開発を行いたい方
- LNPなどDDS粒子の評価技術を知りたい方
プログラム
時間 | 内容 |
---|---|
14:00 - 14:50 |
特別講演 化学を基盤としたmRNAの分子設計と製造技術 mRNAの安定性や翻訳機能の向上に向けた分子設計は、従来その製造法が生物学的手法に限られていたことから、ほとんど進展していませんでした。私たちはmRNAに対して化学修飾や高次構造設計を導入することで、翻訳反応サイクルを加速し、安定性と翻訳効率の両立が可能であることを見出しました。 講演者:国立大学法人名古屋大学 阿部 洋 先生 |
14:50 - 15:10 |
技術講演1 マイクロチップ電気泳動によるLNPに包括されたmRNAの全自動分析 mRNAの純度や鎖長を確認する方法としてはアガロースゲル電気泳動やキャピラリー電気泳動が挙げられますが、準備や分析に時間がかかること、分離や感度が不足していることなどの不便な点があります。こうした点を解決できる当社マイクロチップ電気泳動システムを用いて、LNPに内包されたmRNAを簡便な前処理で分析した例をご紹介します。 弊社技術者 |
15:10 - 15:30 |
技術講演2 LabSolutions MDを用いたCap構造付加mRNAフラグメントの最適分離条件探索の効率化 mRNAのCap構造は細胞内でのmRNA認識や翻訳効率の増加、安定性などに寄与するため、Cap構造付加の有無の解析はmRNAの品質管理において重要です。本講演では、分析法開発支援ソフトウェアであるLabSolutions MDを活用してmRNAのCap構造付加フラグメントとその関連不純物に対する最適分離条件を探索した一連のフローをご紹介します。 弊社技術者 |
15:30 - 15:50 |
技術講演3 ナノ医薬品の詳細な特性評価を可能にする遠心フィールドフローフラクショネーションの活用 ナノ医薬品の開発における粒子特性評価は、製品の安全性や有効性を左右する重要なプロセスです。本講演では、遠心フィールドフローフラクショネーションユニットFFF-C8030を活用したリポソームやLipid Nano Particle(LNP)の測定事例を取り上げ、同技術の利点と応用可能性についてご紹介します。 弊社技術者 |
15:50 - 16:00 |
質疑応答 |
※内容やスケジュールなどは変更となる場合がございます。予めご了承ください。
本Webinarに関するお問い合わせ
株式会社島津製作所 セミナー事務局
an_seminar@group.shimadzu.co.jp