脳機能イメージング(fNIRS)

脳機能イメージング

人類の長い歴史の中で、ヒトの脳がどのような働きをしているかは、いまだに最大の謎のひとつです。近年急速に発展してきた脳の機能を可視化する脳機能イメージング。その中でも生体の光イメージング「近赤外分光分析法(fNIRS : functional Near-Infrared Spectroscopy)」は次世代の脳科学を支える新たな手法として注目されています。発展し続ける脳科学のフィールドへ、島津製作所は最先端の科学技術で貢献します。

 

 

fNIRSとは

脳の活動(脳機能)を計測し、可視化(イメージング)する技術の中で、近赤外光を用いたfNIRSは自然に近い環境下で脳機能イメージングが行えるため、脳機能の研究を支える手法のひとつとして注目されています。非侵襲で脳機能計測ができ、また、拘束が少ない特性を利用して、脳の機能と構造を結びつける“脳機能マッピング”等の基礎研究をはじめ、医療研究、リハビリテーション研究、スポーツ医学研究、心理学、教育学、工学分野や自動車、化粧品等の産業分野まで、幅広い研究でfNIRSは活用されています。また、fNIRSは他の計測法との親和性が高いため、同時計測が可能であることも大きな特長です。fNIRSは、近赤外分光法(NIRS)、光トポグラフィー(光トポ)などと呼ばれることもあります。
 

fNIRSの応用分野

fNIRS計測応用分野
  • リハビリテーション研究・医学研究・スポーツ科学
    PETや fMRI を用いた脳機能計測では被験者の体動が制限されるため、自然に近い活動での脳機能計測は制限が伴います。fNIRSは動作を伴うタスク環境下においても計測を行うことができます。この特性を利用して、理学療法、作業療法等のリハビリテーション研究やスポーツ医学研究の分野では、トレッドミルやエルゴメーターを用いた運動時の脳活動や、有酸素運動に伴う認知機能に関連した脳活動の計測にfNIRSが活用されています。
  • 自動車・産業
    自動車分野では、自動運転に関連する研究として、運転者の覚醒状態、運転者の認知的負荷や快適性等を評価するために生体情報が活用されています。fNIRSは近赤外光を計測に用いているため、他の機器類との干渉が少なく、自然に近い環境下で非侵襲的に脳活動をイメージングすることができるため、客観的な脳活動の評価ツールとして期待されています。
  • 心理・教育学
    fNIRSは被験者の負担が少ない非侵襲的な計測法のため、成人の知覚/認知心理学研究のみでなく、幼児/赤ちゃんを対象とした学習、教育研究でも、客観的な評価ツールとして活用されています。
  • 基礎研究
    fNIRS計測/解析手法を検討したり、fMRIや脳波(EEG)等との同時計測により、統合的に脳機能を把握する研究も進められています。
 

製品ラインナップ

シェイクスピアは脳科学の夢を見るか?

島津製作所が発行しているお客様とのコミュニケーション誌「ぶーめらん」のWEB限定記事「世界のパートナーと共に」で脳機能イメージング研究を取り上げています。

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