ウイルスが宿主細胞に感染するメカニズムにおいて糖鎖が重要な役割を担っています。ウイルス表面に存在するスパイクタンパク質は糖タンパク質であり,また宿主細胞膜上の糖鎖構造は,ウイルスの感受性に関係すると考えられています。
例えば肺炎球菌多糖体ワクチンでは,構成する糖の相対含量は,その品質管理において重要なパラメータとなります。
糖鎖構造の解析あるいは糖の組成分析は,HPLCもしくはLC/MSにて実施します。

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