血漿中の薬物の分析

血漿中の薬物の分析

生体試料分析システムCo-Sense for BA による血漿中の薬物の分析

生体試料分析システム「Co-Sense for BA」は,新開発の前処理カラムShim-pack MAYI-ODSを用いたカラムスイッチング技術と独自のオンライン希釈バイパスの採用により生体試料の前処理で必要な除タンパクなどの前処理操作を自動化できるシステムです。 

血漿中の薬物は,多くの場合,タンパクと結合して存在しており,除タンパク操作を行うと,薬物の回収率低下の一因となることがあります。 
そのため,Co-Sense for BAでは,試料導入液は,タンパクからの薬物の遊離を促進させる効果のあるものを選択する必要があります。 タンパク質と薬物は,イオン性相互作用,疎水性相互作用で結合しているため,試料導入液のpHやイオン強度のコントロールや,有機溶媒の添加などが効果的です。 ここでは,試料導入液には主に,酢酸(ナトリウム)緩衝液あるいはそれにアセトニトリルを10%以下に添加したものを使用しました。 注入された血漿試料は,この試料導入液によりオンライン希釈バイパスにて自動的に8倍希釈されるようになっています。

血漿中薬物8成分の分析例を示します。あらかじめろ過した人血漿試料に薬物標準品を添加しました。
前処理カラムには,タンパクのような高分子を選択的に除去し,しかも薬物のような低分子化合物を確実にトラップできる,Shim-pack MAYI-ODSを用いました。

血漿中薬物8成分の分析
(上段 : 各0.5mg/L添加, 下段 : 各0.5mg/L標準品, 各50μL注入)

生体試料分析システムCo-Sense for BA

生体試料中の薬物分析ではHPLCが広く用いられていますが,目的とする分析の精度および感度を達成するためにはクロマトグラフ条件もさることながら,試料前処理も大きなファクタを担っています。
 Co-Sense for BA は新規開発のOn-line SPEカラムMAYI-ODSとOn-line希釈流路を持つユニークなハードウェア構成により,試料の前処理から分析にいたる一連の作業をシームレスに自動処理します。 血清あるいは血漿試料のオンライン処理により分析の効率化・省力化をもたらします。
 

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