ASTM D790 プラスチック曲げ試験方法

ASTM D790 プラスチック曲げ試験方法

ASTM D 790:Standard Test Methods for Flexural Properties of Unreinforced and Reinforced Plastics and Electrical Insulating Materialsは,非強化プラスチックおよび強化プラスチック,また絶縁材料に対する曲げ試験による機械的特性を取得するための,試験方法を規定した 規格です。

国内外に向けたビジネスを展開するにあたって,様々な規格に対応した試験を実施するためには,その規格の内容を理解すること,規格に準拠した試験システムによって試験方法を準拠することが求められます。
上記ASTM規格は,ISO・JIS規格とは異なる独自の内容もあり,それぞれの規格への対応の際には注意が必要です。

>” ISO178・JIS K7171 プラスチック-曲げ特性の求め方”についてはこちら

ISO JIS ASTM 規格対応 接触式曲げたわみ計

試験力精度:±1%が必要です。

ASTM D790では, ASTM E4 Class1(JIS B 7721 Class 1 ISO 7500-1 Class1と同等)の試験力精度(表示試験力の±1%以内の精度)が要求されています。

AG-XシリーズAGS-XシリーズおよびEZ Testシリーズは上記試験力精度に準拠しています。

AG-X シリーズ
AG-X シリーズ
High-performance High-Reliability

AGS-X シリーズ
AGS-X シリーズ
Easy Operation
High-throughput

EZ Test シリーズ
EZ Test シリーズ
Compact solutions
for Various Testing

弾性率領域の測定(Procedure A)では,たわみの計測において”たわみ計”の使用が必要です。

ISO178・JIS K7171対応たわみ計

ISO178・JIS K7171対応たわみ計

ASTM D790では,試験終了までの変位計測に,たわみ計を必要とします。

ASTM D790対応たわみ計は,島津製作所試験機AG-Xシリーズ,AGS-XシリーズEZ Testシリーズに簡単に取り付け,制御ソフトウェアTRAPEZIUMXと も完全に連動した試験システムです。試験片下部からの押当て方式を採用しており,レーザー式の非接触タイプと比較して試験片の色に制限がありません。ま た,試験片に影響のない範囲での押当てバネ力の選定,破断時のショックの吸収と飛散試験片の影響と回避することなど,試験を行うにあたっての様々な要求に 対応しています。

”剛性の高い試験機”を使用されることをおすすめします。

精密万能試験機 AG-X plus Series

精密万能試験機 AG-X plus Series

ASTM D790では,曲げ変位計を使用する事とあり,試験中の試験システム全体のひずみが測定される試験片のひずみ量の1%を超えない事と記載されています。

クロスヘッド変位は,試験片のたわみだけでなく,圧子,支持台の試験片への食い込み,試験機自体の変形を含んだ値となっています。測定される全ての範囲の たわみ測定においてI試験片たわみの1%以下を確保するためには,高精度のたわみ計を使用し,剛性の高い試験機を使用する必要があります。

試験片形状に合わせた3点曲げ試験治具を使用してください。

プラスチック3点曲げ試験治具

プラスチック3点曲げ試験治具

ASTM D790では,3点曲げ試験治具の支点半径が規定されています。
ポンチや支点の半径はASTM D790でも異なる値となっていますので,試験サンプルに最適な試験治具を選定ください。

図

寸法 試験治具の規定
試験片長さ, l - -
試験片幅, b strong≦4h 127
試験片厚さ, h h > 3.2 h ≦ 3.2
ポンチ半径, R1 5
支点半径, R2 5
支点間距離, L 16h
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