マイクロチップ電気泳動装置を用いたカンピロバクターの種判別

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ユーザーベネフィット

- ゲル作成からサンプルアプライ、データ解析までを自動化できるため、電気泳動に伴う作業負荷を軽減します。 - フィンガープリンティング解析機能により、目視判定の負担軽減と判定基準の標準化に貢献します。 - 自動希釈機能により、高濃度のPCR産物も適切な濃度で測定でき、安定した運用をサポートできます。

はじめに

カンピロバクターは鶏肉等を原因食品とする食中毒の主要な原因菌であり、食品安全および公衆衛生の分野で厳格な監視が求められています。特に、症例の多くを占めるCampylobacter jejuniC. coliの正確な種判別は、汚染源の特定や疫学調査において極めて重要です。迅速かつ信頼性の高い手法としてPCR法による遺伝子型解析が普及しており、複数の標的遺伝子を同時に増幅するマルチプレックスPCRが効率的です。ただし、多数の検体を扱う際には、手作業によるゲル作成や目視判定の煩雑さが課題となります。 本稿では、マイクロチップ電気泳動システムMultiNA II MCE-301を用い、カンピロバクターのマルチプレックスPCR産物を自動分析した例を紹介します。解析には当社独自のフィンガープリンティング解析を使用しました。自動分析による作業の省力化と、客観的なデータ比較に基づく誤判定の解消により、簡便かつ高精度な菌種判別を実現しました。

2026.07.06

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