ICPE-9800シリーズ
- ICP-AESにより電解液中の正極活物質溶出量を正確に定量評価できます。 - GC-MSにより使用状況の不明な電解液中の劣化成分から劣化状態を評価できます。 - EDXにより電極に堆積する遷移金属やリン、フッ素などの元素量を簡便に評価できます。
リチウムイオン電池をEVやESSに適用する場合、多数のセルを直列・並列に接続したモジュールや、モジュールを更に複数接続したパックの状態で利用されます。 このようにセル同士を多数直列接続した状態では、セルごとの充電状態がばらつきます。また、体積率を下げるために高密度に実装されるため、セルの置かれる環境温度にもばらつきが出ます。 本アプリケーションでは、過充電状態あるいは高温状態でサイクル試験を行い、劣化したパウチセルを分解し、電解液および電極の分析を行いました。
2025.12.10
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