LCMS-TQ RX シリーズ
LC-MS/MSを用いた産地が異なる同一品種米の代謝物差異解析
ダウンロード
ユーザーベネフィット
- eMSTAT Solutionは直感的な操作でクロマトグラムデータの多変量解析が可能です。 - 多変量解析によりサンプルに特徴的な化合物を探索することができます。 - LC-MSを用いた代謝物の一斉分析から多変量解析までの操作を、簡単かつ効率的に行うことができます。
はじめに
メタボロミクスとは代謝物を網羅的に解析する研究手法で、様々な分野で活用されています。食品分野では、味や香り、栄養価などの品質が複数の成分によって構成されているため、これらの成分を網羅的に解析することで、食品の品質を評価できます。また産地によって異なる気候や土壌などの環境が、農産物の代謝物プロファイルに影響を与えるため、産地特性を科学的に評価するツールとしても注目を集めています。米は代表的な穀物の一つで、主にでんぷんやタンパク質で構成されていますが、糖やアミノ酸、有機酸、脂質や二次代謝物なども含まれており、代謝物プロファイルが米の品質に大きく関与していると考えられます。 本稿では産地が異なる同一品種米中の代謝物の一斉分析を実施した結果についてご紹介します。測定にはLCMS-8060RXとLC/MS/MSメソッドパッケージ 一次代謝物 Ver. 3、データ処理はLabSolutions Insight、統計解析にはeMSTAT Solutionを使用しました。
2025.09.24
関連製品
一部の製品は新しいモデルにアップデートされている場合があります。
