USF-2000A
3Dプリンティングにより製造したチタン合金の疲労寿命に対するボイドの影響
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ユーザーベネフィット
- CT撮影により3Dプリンタで造形した部品のボイド(欠陥)を可視化できます。 - 超音波疲労試験機の利用により、疲労試験を短時間で実施できます。 - ボイドによる疲労寿命への影響を明らかにできます。
はじめに
チタン合金Ti6Al4V(Ti64)は高い比強度、優れた耐腐食性、性能適合性といった特性を有し、人工関節や航空宇宙分野といった幅広い業界で使用されています。これらの分野で使われる部品の作製方法には様々な種類がありますが、近 年 、 3D プリンティング ( 積層造形方法: Additive Manufacturing)が注目されています。3Dプリンティングは従来の製作方法と比較して、設計の自由度が高く、製作時間が短い1)などのメリットがあります。また、3Dプリンティングには様々な造形方式があり、主にPBF方式(粉末床溶融結合方式、Powder Bed Fusion)が使用されています。3Dプリンティングにより造形した製品は、機械加工により作製した製品と比較するとボイドが多い傾向があります。そのため、製品の信頼性を確保するには、ボイドの特徴(分布・寸法・位置など)と疲労強度との相関を調査することが重要となります。
2023.03.23
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