自動前処理装置ALTAS-LEXT NHD を用いた 飲料中香気成分の溶媒抽出の自動化

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ユーザーベネフィット

- ATLAS-LEXT NHDによって、煩雑な溶媒抽出の作業を自動化することができます(最大72バイアルセット可能)。 - ATLAS-LEXT NHD の最大6試料同時処理が可能な設計と並行処理機能により、スループットが向上します。 - 新設計の “バイアルキャップ” を用いることで、前処理中の試料の揮発を最小限に抑えることが出来ます。

はじめに

香気に寄与する化合物の抽出方法の1つとして、溶媒抽出法が挙げられます。溶媒抽出法は様々な性質をもつ化合物を幅広く抽出するために、香気に寄与する化合物のスクリーニングに向いています。その一方で、手動での溶媒抽出は手間がかかり、手技による誤差が生じやすいという懸念点も存在します。溶媒抽出作業の自動化が実現できれば、これらの懸念点が解消される可能性があります。 本実験では、自動前処理装置 ATLAS-LEXT NHDを用いて、日本酒の香気に寄与する化合物の溶媒抽出の自動化に関する検討を行いました。ATLAS-LEXT NHD で溶媒抽出をした試料をGC-MSで分析しました。GC-MS の分析では、Smart Aroma DatabaseTM を用いてMRM のメソッドを作成し、再現性の評価を行いました。

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一部の製品は新しいモデルにアップデートされている場合があります。