強度試験の種類
材料試験
強度試験の目的
強度試験は広義として「物体に力を加えたときの変位量を測る」ことが目的です。この時の力の加え方により、試験種類を分けることができます。主なものは次の通りです
静的試験
試験片にゆっくりとした速度で負荷を与える試験です。負荷の与え方により、次の試験に分けることができます。
引張 | |
---|---|
圧縮 | |
曲げ | |
引き剥がし |
島津製作所の静的試験装置
動的試験
試験片に高速で負荷を与える試験です。次のように分けることができます。
衝撃試験 |
試験片に高速で負荷を与える |
---|---|
疲労試験 | 破壊するまで一定周期の負荷を与え続ける |
耐久性試験 | 設定回数まで負荷を与え続ける |
島津製作所の動的試験装置
試験の種類と対応装置

試験種類および対応装置の分類
硬さ試験、粘度試験
その他にも次のような試験があります。いずれも得たい特性値によって試験装置を選ぶ必要があります。
- 硬さ試験:材料の持つ硬さを測定する試験。硬さは試験方法ごとに定義が異なっており、それぞれの試験装置で得られる値は異なる。
- 粘度試験:材料の流動性や粘度を測定する試験。射出成型などの融けた材料を用いて製品を作る際はこれらの特性値が重要とされる。
島津製作所の硬さ試験機、粘度試験装置
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