LabSolutions™ LCMS - 特長
LC/MS、LC/MS/MS操作ソフトウェア
MRM最適化機能
プリカーサイオンの探索から各電圧の最適化まで,全自動で速く確実な最適化結果をご提供します。また,LCの処理をオーバーラップで分析中に実行可能となりました。これにより,1化合物あたりの最適化時間が25%短縮され,MRM最適化のスループットが向上しています。

Synchronized Survey Scan機能
Synchronized Survey Scan(SSS)機能を用いることにより,測定スキャンモードを様々に組み合せることができます。多成分の一斉スクリーニングなど,定量結果だけでなく,検出された成分のより詳細な定性情報がほしい場合に非常に有用な機能です。
機能の一例
複数のディペンデントイベント(プロダクトイオンスキャン)を連動させることで,1つのプリカーサイオンから異なるCEで測定したMS/MSスペクトルを取得することができます。これにより,MS/MSスペクトルの情報を網羅的に得ることができます。さらに,MRMイベントにフルスキャン-プロダクトイオンスキャンを加えることで,MRMによるターゲットスクリーニングでは検出できなかった未知化合物を確認することができます。LCMS-8060は高いスキャン感度を有しており,トリプル四重極型質量分析計による信頼性の高いアンターゲットスクリーニングを可能にします。
複数のMRMイベントと3つのディペンデントイベント(プロダクトイオンスキャン)をもつフルスキャンを組み合わせた分析メソッド

直感的なユーザーインターフェース
従来のメソッド編集画面とバッチ編集画面に加えて,直感的な操作が可能な新たなメソッド編集画面とクイックバッチ機能が搭載されました。新たなメソッド編集画面は,「コントロールパネル」がグラフィカル表示になっており,装置ステータスを把握しやすく直感的な操作で装置制御ができます。クイックバッチ機能はバッチ分析ファイルの作成を強力に支援する機能で,面倒なバッチ作成が簡単に行えます。新たな画面と従来の画面は容易に切り替えることができますので,お客様の操作性に合ったユーザーインターフェースを選択していただけます。
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⇒コントロールパネル表示はお好みによって旧画面(装置パラメータビュー)に切り替えることもできます。詳細はこちら(LabSolutions操作Q&Aコーナー) -
ユーザーはバイアルの位置を画面上で確認しながらバッチを作成できます。試料は3色で区別され,標準試料が水色,未知試料が紫,コントロール試料が黄色で表示されます。
⇒連続分析(バッチ分析)の設定はバイアルラック図のバイアルをドラッグするだけでおこなえます。詳細はこちら
(LabSolutions操作Q&Aコーナー)
大量のデータ処理はLabSolutions / LabSolutions Insight
分析後に得られる大量のデータは,LabSolutionsの定量ブラウザやLabSolutions Insightで分析が可能です。LabSolutions Insightのフラッギング機能を用いると,大量のデータの中から,基準値から外れたデータを素早く見つけ出すことができるので,確認すべきデータ数を劇的に削減し,定量処理を効率的に進めることができます。

定量ブラウザ

LabSolutions Insight(詳細はこちら)