AGEsセンサ
特長
測定者にやさしい光センシング測定
血液採取が不要なため、心理的な負担が少なく老若男女問わず簡単に測定いただけます。
測定精度と再現性を高める指先測定
指先の内側面にはメラニン蓄積がほとんどなく、太い血管もないことから、測定誤差を低減することができます。また、固定もしやすいため、同一箇所を測定しやすくすることができます。
測定者の負担を軽減する迅速測定 ※1
独自の光センシング技術と回路技術により、わずか数十秒の迅速な測定が可能です。
※1:血液採取によって測定した場合との比較
測定原理
AGEs のなかには、特定の光を照射すると蛍光を放つ性質を持っているものがあり、測定には、この性質を利用しています。この指先からの光(経皮蛍光)の量は、研究機関の血液分析により、血液中のMG-H1※2 (AGEs の一種)との相関が確認されており、間接的にカラダの中に存在するAGEsを測定できます。指先には、経皮蛍光を測定する場合に問題となるメラニンがほとんど含まれないことから、肌の色や日焼けの影響が低い測定が可能です。
※2:MG-H1:Nδ-(5-hydro-5-methyl-4-imidazolone-2-yl)-ornithine
健康・美容の分野で注目− AGEs(エージーイー)とは
AGEsとは…?
食事などで過剰に摂取した糖とヒトのカラダを主に構成しているタンパク質が結びつくことで体内に生成される老化物質で、最終糖化産物(Advanced Glycation Endproducts)※3と呼ばれています。ヒトの加齢現象や健康に関わる物質として、近年研究が進んでいます。肌、血管、骨なども主にタンパク質からできており、このタンパク質が糖と結びついて、糖化が進むとタンパク質は本来の働きができなくなり、カラダの機能に様々な変化が生じます。
※3:Nagai R, et al., Biochem Soc Trans. 31,1438-1440(2003).
AGEsスコアは「生活習慣の成績表」
健康的な生活を送っている人は、加齢にともなうAGEsの蓄積はそれほど多くはありません(健康な老化)※4。しかし、不適切な食生活や生活習慣、運動不足などにより、AGEsの体内での蓄積は増加していきます(不健康な老化)※5-8。このため、AGEsは生体内における「生活習慣のバイオマーカー」※9と言われ、そのAGEsスコアは、いわばその人の「生活習慣の成績表」と言えます。また、AGEsの蓄積が健康面や美容面での体内の生理現象にさまざまな悪影響を与えることも、近年明らかになっています※10-12。
※4:J ohn A, et al., Biochemistry,30, 1205-1210(1991).
※5:Nagai R, et al., Clinician, vol.98, p.110(1998)
※6:Buongiorno AM, et al., J Endocrinol Invest.31,558-562 (2008).
※7:Beisswenger P J, et al., J ClinInvest.92, 212-217(1993).
※8:Sakata N, et al., Atherosclerosis. 142, 67-77 (1999).
※9:Nagai R, et al., J Clin Biochem Nutr. 55,1-6(2014).
※10:Kume S,et al., Am J Pathol. 147, 3, 654-667(1995).
※11:Nagai R, et al., J Clin Biochem Nutr.. 55, 1-6(2014).
※12:Dyer DG, et al., J Clin Invest. 91, 2463-2469(1993).
AGEsを減らすには?
本製品は、医薬品医療機器法に基づく医療機器として承認・認証等を受けておりません。
治療診断目的およびその手続き上での使用はできません。
Bluetooth®は、米国 Bluetooth Sig. Inc. の登録商標です。
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