注入口

スプリット / スプリットレス注入ユニット(SPL)

工具レスでカラム接続を可能にします。セプタム交換も可能です。

  • シール機構 ClickTekナット
    注入モード スプリット、スプリットレス、高圧注入
    スプリット比 最大 12500:1
  • 圧力範囲 0 ~ 970 kPa
    最大使用温度 450 ℃

内径50 ~ 530 μm のキャピラリカラムに対応 / 電子セプタムパージ内蔵 / キャリアガスセーブモードによるガス消費削減 / 不活性処理(オプション)

 

 

パックドカラム用注入ユニット(SINJ)

  • 対応カラム ステンレスパックドカラム / ガラスパックドカラム
    注入モード ダイレクト
    シール機構 標準ナット
  • 圧力範囲 0 ~ 970 kPa
    最大使用温度 450 ℃

 

 

その他の注入ユニット

  SPI
ガス分析専用スプリット /
スプリットレス注入ユニット
WBI
ダイレクト注入ユニット
OCI-NX
オンカラム注入ユニット
PTV
プログラム昇温
注入ユニット
キャピラリカラム対応 内径 50~530 μm 内径 50~530 μm 内径 50~530 μm*1) 内径 50~530 μm
電子セプタムパージ 内蔵 内蔵 内蔵 内蔵
ガス節約モード あり なし なし あり
シール機構 なし ClickTek ナット 標準ナット 標準ナット
注入モード スプリット / スプリットレス ダイレクト ダイレクト スプリット / スプリットレス
スプリット比 Up to 12500:1 N / A N / A Up to 12500:1
圧力範囲 0~970 kPa 0~970 kPa 0~970 kPa 0~970 kPa
最大使用温度 450 °C 450 °C 450 °C 450 °C
昇温プログラム段数 なし なし 7 7
昇温速度 なし なし OCI:
50~250 ℃:250 ℃/min
250~350 ℃:200 ℃/min
350~450 °C:150 ℃/min
OCI-NX:
50~450 ℃:350 ℃/min
 
50~250 °C:250 ℃/min
250~350 °C:200 ℃/min
350~450 °C:150 ℃/min
 

*1) OCI-NXに内径530 µmより細いキャピラリカラムを使用する場合、オプション品のプレスタイトコネクタを用いて接続します。

 

検出器

水素炎イオン化検出器(FID)

すべての有機化合物に対して良好なレスポンスを示します。高い堅牢性と広いリニアダイナミックレンジが特長です。

  • 最小検出量(MDQ) キャピラリの場合
    < 1.5 pg C/s(ドデカン)
    リニアダイナミックレンジ 1 × 107(± 10 %)
    最大分析速度 1 ms(1000 Hz)
    最大使用温度 450 ℃
    自動消炎検知/再点火 標準対応
  • 流量設定値 メイクアップ(N2 or He):
        0 ~ 100 mL/min
    H2 : 0 ~ 100 mL/min
    Air : 0 ~ 1000 mL/min

 

FID用のマイクロリアクタ

  • Jetanizer
    CO, CO2 をメタンに変換するリアクタ
    対応カラム キャピラリカラム/ パックドカラム
    触媒の酸素耐性 あり
    対応濃度レンジ 1 × 107 FID対応レンジと同等*2)
    *2) 1 mL CO2の全量注入まで確認
  • Polyarc
    あらゆる炭化水素をメタンに変換するリアクタ
    対応カラム キャピラリカラム
    触媒の酸素耐性 あり
    炭素数に対する等モル感度 あり
    対応濃度レンジ 1 × 107 FID対応レンジと同等*3)
    *3) 1 μL エタノールの全量注入まで確認

 

 

熱電導度検出器(TCD)

溶出試料の熱電導度の変化を感知する検出器です。キャリアガスを除くすべての化合物を検出することができます。

  • 最小検出量(MDQ) <400pg/mL(デカン)
    リニアダイナミックレンジ 1 × 105
    最大分析速度 1 ms(1000 Hz)
    リファレンスガスの切替周期は200 ms
    最大使用温度 400 ℃
    カラム対応 キャピラリカラム / パックドカラム*4)
  • 流量設定値 リファレンスガス
    He : 0 ~ 100 mL/min
    H2 : 0 ~ 100 mL/min
    N2 : 0 ~ 100 mL/min
    Ar : 0 ~ 100 mL/min

*4)  オプションのアダプタ使用によりパックドカラム接続可能

 

バリア放電イオン化検出器(BID)

HeとNe以外のあらゆる化合物を高感度に検出可能です。

  • 最小検出量(MDQ) <1.0 pg C/s(ドデカン)
    ダイナミックレンジ 1 × 105
    最大分析速度 1 ms(1000 Hz)
  • 最小使用温度 350 ℃
    流用設定値 放電ガス(He):
    0 ~ 100 mL/min

 

炎光光度検出器(FPD)

リン(P)、硫黄(S)、スズ(Sn)化合物の微量分析に使用する検出器です。

  • 最小検出量(MDQ) < 55.0 fg P/s(リン酸トリブチル)
    最小検出量(MDQ) < 2.5 pg S/s(ドデカンチオール)
    光度フィルタの簡単切替 P、S、Sn
    ダイナミックレンジ リン酸トリブチル(P): 1 × 104
    ドデカンチオール(S): 1 × 103
    最大分析速度 1 ms(1000 Hz)
    最大使用温度 450 ℃
  • 流量設定値 H2 : 0 ~ 250 mL/min
    Air : 0 ~ 1000 mL/min

 

エレクトロンキャプチャ検出器(ECD)

ハロゲン化化合物、有機金属化合物、ニトロ化合物といった親電子性化合物の微量分析に使用する検出器です。

  • 最小検出量(MDQ) < 4.0 fg/s(リンデン)
    ダイナミックレンジ 1 × 105
    最大分析速度 1 ms(1000 Hz)
  • 最小使用温度 350 ℃
    流用設定値 ECDガス(N2、Ar):
      0 ~ 200 mL/min

 

熱イオン化検出器(FTD)

窒素またはリンを含む化合物を選択的に検出します。

  • 最小検出量(MDQ) <0.1 pg N/s(アゾベンゼン)
    最小検出量(MDQ) <0.01 pg P/s(マラチオン)
    ダイナミックレンジ(N) 1 × 103
    ダイナミックレンジ(P) 1 × 103
    最大分析速度 1 ms(1000 Hz)
    最大使用温度 450 ℃
  • 流量設定値 メイクアップ He、N2、Ar:
             0 ~ 100 mL/min
    H2: 0 ~ 30 mL/min
    Air: 0 ~ 1000 mL/min

 

前処理装置

動気体導入装置 GI-30

GI-30 は、GC/GCMS用自動気体試料導入装置です。大気成分を含む無機ガスから吸着性成分を含む有機ガスまで、高い注入再現性で自動分析が可能です。

  • 対応サンプル数 1*5)
    サンプルループ 1 mL
    最高導入圧力 100 kPa
    配管接続 1/16’’
    大気圧平衡機能 あり
    バルブ保温 あり*6)
    バルブパージ あり*7)
    吸着対策 あり*8)
  • GI-30

*5) 2個まで拡張可能です。更にマルチポジションバルブ VB-30-GSとの連携により、16個までのサンプルを対応可能です。
*6) 80 ℃での一定温調が可能です。
*7) オプションとなります。
*8) あらゆる濃度、性質のサンプルが吸着が生じないことを保証するものではありません。

 

 

マルチポジションバルブ VB-30-GS

ガスサンプラ用の自動サンプルガスラインセレクター*9)です。GI-30と組み合わせることによって最大で16ラインのサンプルガスを自動で測定することができます。

  • 対応サンプル数 4~16
    流路構成 デッドエンドタイプ、フロースルータイプ*10)
    最高導入圧力 100 kPa
  •  

*9)  LabSolutionsよりコントロール可能です。
*10) ・デッドエンドタイプ:選択されていない流路のガスは密栓されており、サンプリング時のみガスが流れる
     ・フロースルータイプ:選択されていない流路は装置背面のベントから常に排出され続ける

GCソフトウェア

LabSolutionsシリーズ

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