LCMS-9030

高速液体クロマトグラフ質量分析計

LCMS-9030のキーテクノロジー

イオン導入部からイオン分離部までは主にLCMS-8060から継承した技術が搭載されています。明るいイオン光学系と高いイオン収束力で,イオンを効率よくTOF 部へと導きます。TOF 部では,優れた質量精度および高感度と高分解能の両立を実現するために,UFgratingとiRefTOFといった島津独自の特許技術が使われています。“UFgrating”とは,非常に強い強度を持つ当社が独自開発した格子状電極です。イオン熱運動の質量精度への悪影響を抑えるために,直交加速部からのイオン射出に用いる電極です。従来の電極と異なり,その機械的強度の高さから,従来より高い引出電界を印加しても電極の変形がなく,イオンを正確にフライトチューブ(UF-FlightTube)へと誘導することが可能です。iRefTOFでは,イオン反射時の軌道の発散や飛行時間の広がりを最大限に抑制しつつ,エネルギー収束性を従来よりも高める理想的な電位分布を,独自の電極形状により実現しています。

◆LCMS-8060から継承された技術

◆TOFの新技術

UFaccumulation™
コリジョンセルにイオンを蓄積し,コリジョンセルからのイオン排出と直交加速部からのイオン射出を同期させることで、イオンの利用効率を向上させます。

UFgrating™
島津独自の高精度加工技術で製造された,直交加速部からのイオン射出に用いる高強度微細格子電極で,高感度と高質量精度を実現します。さらに,強電場でのイオン射出によりターンアラウンドタイムを抑制させることで,高分解能を実現しています。

ファネルMCP
検出器に到達したイオンをロスすることなく検出することが可能です。

UF-FlightTube™
ヒータ・温度センサーの数・配置の最適化とロバストな制御方式での高精度温度コントロールにより,高い質量精度を実現します。

iRefTOF
電位分布を最適化した理想的なリフレクトロン(ideal Reflectron)で,高分解能と高感度の両立を実現します。

スリムなフロアスタンディング型

シンプルでコンパクトなデザインで,省スペース化を実現しました。

Top of This Page