光触媒のキャラクタリゼーション -活性状態の評価-

光触媒のキャラクタリゼーション -活性状態の評価-

光触媒が活性状態でどのように働くのかを評価することも大変重要です。実際に使用される環境を摸擬して分析・評価する手法をin situ 測定と言います。[in situ] はラテン語で「その場で」を意味し、触媒評価においては実際の使用環境やその環境を再現した場で測定する手法を指します。in situ測定をすることで光触媒の機能の解明や高効率な光触媒開発に役立つ情報を得ることができます。

光誘起電荷分布の測定

光誘起電荷分布の測定

 

触媒作用を理解するには、触媒の電子状態、特に、表面での電子状態の理解が重要です。走査型プローブ顕微鏡を用いて励起状態の光触媒の表面電位分布を可視化できます。