光触媒反応における反応量子収率決定と中間体の直接観測 ~光反応評価装置Lightwayの活用~

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はじめに

持続可能な社会を実現するための重要な課題として地球温暖化とエネルギー問題があります。これら人類の存続を脅かしかねない深刻な問題を一挙に解決する方法として人工光合成が注目されています。人工光合成の研究では、効率の良い光エネルギー変換反応が求められ、この効率の良し悪しを定量的に判断する指標の一つに光反応量子収率があります。今回島津製作所が開発した光反応評価装置 Lightwayをご使用いただければ、光反応量子収率の計算に必要な試料の吸収フォトン数を簡単に求めることができます。 今回、光反応評価装置 Lightwayを用いて、Ru-Re超分子光触媒による二酸化炭素還元反応の量子収率測定と中間体の直接観測をしましたのでご紹介します。

2020.06.09

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