CNFの修飾官能基の評価

IRSpirit-X

フーリエ変換赤外分光光度計
IRSpirit-X シリーズ (ATR付属装置 QATR -Sを装着)

CNFは表面にある官能基を修飾することで透明性や分散性など,様々な特性を与えることができることから,自動車部材,電子材料,包装材料などへの応用が期待されます。フーリエ変換赤外分光光度計を用いることで,簡便にCNFの修飾官能基を評価することができます。

  • 省スペース,高い拡張性,持ち運びできる小さなボディ
  • 間口の狭い場所でも設置できる2面アクセス設計
  • 当社製付属品や市販の付属品も搭載できる,クラス最大幅の試料室

3種類のセルロースをフィルム状サンプルとして,ATR法により測定した赤外スペクトルを右図に示します。TEMPO酸化CNFとCMCでは,カルボン酸塩のCOO-逆対称伸縮振動に由来したピークが1,600cm-1付近に確認できます。TEMPO酸化CNF,CMCと木質由来CNFとの修飾官能基の違いがわかりました。