TD-30シリーズ

サーマルデソープションシステム

卓越した処理能力と基本性能

120サンプルを搭載できる豊富なサンプルキャパシティ

TD-30Rは,最大で120サンプルを搭載できるため,大量のサンプルを夜間や週末にかけて連続分析で処理できます。
また,サンプルトレイは装置前面の低い位置にあるため,分析中でもアクセスしやすくチューブの置き間違いを防ぎます。

オーバーラップ機能と割り込み機能による効率的な分析

TD-30シリーズは,オーバーラップ機能によりGC分析中に次のサンプルの前処理を実施するため,分析周期を短縮することが可能です。
また,連続分析中でも割り込み分析が可能ですので,他サンプルの分析結果を確認してからサンプルを追加したり,緊急のサンプルが生じた場合にも対応できます。

コールドポイントのないサンプルラインによる高沸点成分の高感度分析

TD-30シリーズは,サンプルラインのすべての箇所を加熱できるため,コールドポイントがありません。
また,トランスファーラインを含めたサンプルラインが短く設計されているため,デッドボリュームが少なく,吸着性の高い成分や高沸点成分も高感度に分析することができます。

さまざまな分析に対応できる優れた拡張性

再捕集機能(レストア)によるリスクヘッジ

レストアはチューブからデソーブしてGC-MSに導入したサンプルのうち,スプリットされたサンプルを再度,チューブに捕集する機能です。分析条件の設定を誤った場合でも再測定できるため,貴重なサンプルでも安心して分析できます。
また,TD-30Rはデソーブ後のチューブの冷却速度が速いため,沸点が低い成分もレストアできます。

レストアの原理

加熱脱離システムではサンプルチューブを加熱し,トラップに凝縮したサンプルを急速加熱することで,よりシャープなピークを得ることができます。
さらにTD-30Rに搭載のレストア機能は,GC-MSに導入する際にスプリットした試料を無駄なく再捕集します。

レストア後の分析結果

内部標準物質の自動添加機能による精度の高い定量分析

TD-30Rは,ガス状の内部標準物質をチューブに自動添加できます。
微量成分を分析する場合でも,信頼性の高い定量結果を得ることができます。

内部標準物質(D8-Toluene,濃度 1ppm)を流量 20mL/minで0.2min添加した場合の面積値再現性はRSD%<2であり,精度の高い添加が可能です。

添加方法は,マスフローコントローラーを利用した添加量可変モードと,保温されたサンプルループを用いた添加量固定モードから選択できます。

バーコードリーダー機能による信頼性の高いサンプル管理

オプションのバーコードリーダーを搭載すると,チューブに印刷されたバーコードを自動的に読み取り,ソフトウェア上に記録できます。
さらに,前処理結果ブラウザーによりチューブの使用履歴も簡単に確認できます。


3Dスキャナーによりバーコードを読み取ります。

 

前処理結果ブラウザー

各社のTDチューブに対応

TD-30シリーズは,各社が販売しているTDチューブ(サイズ:1/4"×3.5")に対応しています。
分析用途に応じて最適なチューブを選択できます。
また,お客様がお手持ちのTDチューブも活用していただけます。

簡単な操作とメンテナンス性

メンテナンスしやすいユーザーフレンドリーなデザイン

TD-30シリーズは,装置の上面からトラップやOリングなどの消耗品・保守部品にアクセスできるため,交換が容易です。
消耗品・保守部品の使用回数はソフトウェアに記録され,あらかじめ指定した回数に達すると通知する機能を備えているため,部品の寿命によるトラブルを防止することが可能です。

チューブプロテクト機能とプレッシャーリリース機能によるチューブトラブルの防止

TD-30シリーズは,チューブ保護センサーを搭載しているため,チューブの破損を防止することができます。 また,チューブを取り外す前にチューブ内圧力を低減することで,チューブのライフタイムを長くできます。

GCMS制御ソフトウェアにより簡単で信頼性の高い分析を実現

オプションソフトウェアのGCMSsolution TD Add-inにより,GCMSのバッチにTD-30シリーズのメソッドファイルを指定することができます*。GCMSsolutionだけで,GCMSとTDの制御が可能になります。操作性向上だけでなく設定ミスを防ぐこともできます。
*オーバーラップ機能とGC制御ソフトウェアには対応していません。

分析エラー時の適切な対応(スキップ機能)

サンプルをトレイにセットし忘れたり,不良品によりリークエラーを検出した際に,連続分析を停止するかスキップして続行するかを選択できます。
単純なミスで貴重な時間を無駄にすることがありません。

各種ツールを利用した効率的な装置管理

独立したリークチェック機能は,メンテナンス後の確認やサンプルチューブの状態確認に使用できます。
トラップ管のコンディショニング機能を用いることでトラップ管の交換後すぐにバックグラウンドを低下できます。

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