Smart Forensic Database Ver.2

法薬毒物用のMRMメソッド作成をサポートするデータベースソフトウェアです。

生体試料中の法薬毒物分析には,生体試料中の夾雑物との高い質量分離と高感度で検出可能な選択性の高いMRM(Multiple Reaction Monitoring)分析が有効です。MRM分析にはトランジションの設定が必要ですが,Smart Forensic Databaseには中毒事例の多い法薬毒物486成分の最適トランジションが登録されており,煩雑な設定作業を行うことなく分析を始めていただけます。

特長

1. GC-MS/MSによる法薬毒物分析をサポート

乱用薬物,向精神薬,医薬品,農薬など中毒事例の多い法薬毒物486成分が登録されています。すべての登録成分に保持指標,MRMトランジション,コリジョンエネルギー,確認イオン比が登録されているため,煩雑なMS/MS条件の最適化を行う必要がありません。

2. MRMによる高い質量分離と高感度検出

GC-MS/MSのMRMでは,2段階の質量分離を行うため,法薬毒物と生体試料中の夾雑物を分離して,高感度で検出することができます。生体中の法薬毒物の含有の有無を簡単に判断することができ,データ解析にかかる時間を大幅に減らすことが可能です。

詳細はこちら
 →
 アプリケーションデータシート No.100 「Smart Forensic Databaseを用いた全血中の薬毒物の分析(1)」
(PDF,224KB)

   アプリケーションデータシート No.142 「GC-MS(/MS)を用いたスマートドラッグの分析(2)」(PDF,476KB)

3. 最適なMRMメソッドを自動作成

“Smart MRM™”プログラムによって,MRM メソッドを自動作成します。多成分一斉分析では,測定プログラムの設定が困難ですが,”SmartMRM”では最適なプログラムを設定し,高感度メソッドを作成します。 MRMメソッドは,ターゲット化合物の保持時間情報を基に作成しますが,AART機能を用いることで,n-アルカンを1回分析するだけで保持時間を修正し,メソッド作成に進めます。(Smart Databaseを用いたMRMメソッド作成手順

4. スキャン/MRM同時測定データでの「GC/MS法薬毒物データベース」との連携

スキャン/MRM同時測定で得られたスキャンデータは,法薬毒物スクリーニング用データベース「GC/MS法薬毒物データベース」を用いて解析することが可能です。MRMデータは,「Smart Forensic Database」に登録されている中毒事例の多い法薬毒物の微量分析に利用し,スキャンデータは,乱用薬物の登録が充実している「GC/MS法薬毒物データベース」を用いることにより,危険ドラッグのスクリーニングに利用することが可能です。

詳細はこちら
 →
 アプリケーションデータシート No.101 「Smart Forensic Databaseを用いた全血中の薬毒物の分析(2)」
(PDF,277KB)

データベース構成

本製品には,保持時間修正用のメソッドファイルと化合物情報が登録されたデータベースファイルが含まれています。

Smart Forensic Database 登録法薬毒物分類

化合物分類 登録成分数
乱用薬物 51
精神神経病用薬 200
一般医薬品 87
農薬 125
その他 5
内部標準(ISTD) 18
合計 486
誘導体化分類 登録成分数
未変化体(フリー) 418
TMS 誘導体 59
TFA 誘導体 9
合計 486

AART用のメソッドファイルには,登録化合物に適した分析条件が登録されているため,分析条件や解析パラメータの設定等の煩雑な作業することなく,測定を始めることができます。 データベースファイルには,1成分に対して最大6トランジションの情報が登録されています。また,登録全化合物に対して保持指標が登録されているので,AART機能で修正された保持時間からMRMメソッドを作成していただけます

※ データベースに登録されている保持指標は,AART用メソッドファイルに登録されている分析条件によって算出されています。登録されている保持指標を使用される場合は,以下のカラムをご使用いただき,同じ条件で運用してください。

分析カラム
 SH-Rtx™-5Sil MS(30m×0.25mmI.D., df=0.25μm)または DB-5ms (30m×0.25mmI.D., df=0.25μm)

n-アルカン
 C8-C40アルカンキャリブレーションスタンダード(SIGMA-ALDRICH®,Cat#:40147-U)

注)データベースには分析カラムおよびn-アルカンは含まれていません。

対応装置
 GCMS-TQ™シリーズ

動作環境
 Excel™ : Microsoft® Excel 2010,2013,2016 (32bit版)
 ワークステーションソフトウェア : GCMSsolution Ver4.31以降

注意事項

  1. データベースに含まれる情報の正確性や,その使用の結果得られる情報の有用性については何らの保証もされないことを予めご了承ください。
  2. 本システムで得られる定性及び定量情報は,確認のために必ず標準試料を用いた試験を実施してください。
  3. 本データベースを用いて登録物質を確実に同定するためには,製品に含まれるメソッドファイルの装置条件にて測定してください。
  4. 本製品は医薬品医療機器法に基づく医療機器として承認・認証等を受けておりません。治療診断目的およびその手続き上での使用はできません。

Smart MRM,GCMS-TQおよびGCMSsolution は,株式会社島津製作所の商標です。
RxiはRestek Corporationの登録商標です。
Excel およびMicrosoftは,米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
Sigma-Aldrichは,Sigma-Aldrich CO.LLCの登録商標です。
その他,掲載されている会社名/サービス名およびロゴは,各社の商標および登録商標です。なお,本文中では「™」,「®」を明記していない場合があります。

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