カラムスイッチング-ポストカラム蛍光誘導体化法による食品中チアミンの分析

ダウンロード

ユーザーベネフィット

- ポストカラム蛍光誘導体化法により、高い感度と選択性でチアミンを分析できます。 - HPLC分析前の試料の粗精製をカラムスイッチングにより自動化することで、煩雑な前処理操作を簡略化できます。

はじめに

チアミン(ビタミンB1)は水溶性ビタミンの一種で、生体内で糖の代謝や神経の働きにかかわる栄養素です。食品表示法に定められた一部の食品については、食品表示基準に基づく栄養成分表示が義務付けられています。その中でチアミンは、任意表示できる栄養成分に規定されています。分析方法は消費者庁より通知されており、ポストカラム蛍光誘導体化法を用いた高速液体クロマトグラフィー法が掲載されています。なお本分析法は、日本食品標準成分表分析マニュアル(以下、マニュアル)を参照して作成されています。 食品などの試料はマトリックスが複雑になるため、HPLC分析前に試料を粗精製する前処理が不可欠です。前報(Application News No. 01-00563-JP)では陽イオン交換樹脂をカラム管に充填してカラムクロマトグラフィーによる粗精製を行いました。これに対してマニュアルには、陽イオン交換カラムを前処理カラムとしたカラムスイッチング法が参考として掲載されています。この方法では、前処理カラムと分析カラムを流路切換バルブで切り換えるため、前処理のうち陽イオン交換による粗精製工程を自動化することが可能です。 本稿では、カラムスイッチング法を用いた食品中チアミンの分析例を紹介します。

2026.09.08

関連製品

一部の製品は新しいモデルにアップデートされている場合があります。